更に長期連載になりそうな九州鉄道路線全線制覇<PART2>②

日向市も高架駅になった。全く予備知識がなかったが、ちょうどこの頃に私も目が覚めてきた。既に外は明るくなっている。そして島式ホームに生まれ変わった日向市駅では実に多くの乗客がホームに列を作っていた。コロコロバッグを持っている乗客が多く、ほとんどの人が始発列車として、そして空港アクセスとして利用しているのが容易にわかる。中には学生もおり、座席に着くなり、早速参考書のような書物を開き自身の道を追求していた。そうか・・・最近の地方の学生は通学に特急列車を使うんだなぁ・・などと羨みながら、私は朝の酎ハイを空けていた。

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(画像はウィキペディアより現在の日向市駅。ウィキでは旧駅舎も掲載されていたが、とても昭和的な駅舎であった。1978年に乗った寝台特急「富士」も日向市に停車したが、その時に初めてこの駅の存在を知った。当時の私にしてみたらかなり地味な印象であったが、月日が経ち感性も変わった私が再びタイムマシンで当時の日向市駅を訪れたらどう感じるであろうか・・・)

宮崎も高架化されスリムになり機能的に生まれ変わった。久々に、というより初めての「夜行特急列車」は実にこの気だるさが良い。かつて私が東北などに放浪していた時に乗った夜行列車に近い感覚であった。だが、その当時の夜行列車はリクライニングなどは当然皆無であったが・・・
そして宮崎空港に到着。私にとってこの宮崎空港駅は全く新しい存在だ。小倉から乗り換えなしで来れるのも良い。更にサプライズだったのが、今乗ってきた「ドリーム」が折り返し宮崎行きの普通列車に変身する事であった。思わず空港駅の改札職員に「○○時発の普通列車って、これ(ドリーム)が折り返すんですか?」と聞いてしまった。しかしながら、駅員さんに軽くうなずかれては・・・私の23年間のブランクは一体・・・

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(何度も登場して申し訳ない写真であるが・・・宮崎空港にての「ドリーム」は今回紹介の旅で収めたものである。折り返しこの列車が普通列車になるとは実に贅沢!)

南宮崎で日南線に乗り換える。それも実に新鮮・・・であるが、宮崎発であったので座れるかどうかの不安があった。が、長年の経験と感がこの時に活きた!実に見事に的中。列車内はまるで午前8時頃の小田急線上り急行列車のようであった。旅先にて立ち席・・・実にいい経験であった。そんな列車も日南を過ぎる頃には典型的な「ローカル線」の風景になっていた。油津で更に先に進むために乗り換えるが、降りた乗客は4~5組くらいであったろう。

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(油津は日南線の中心駅。実際に日南市の市街地の南西くらいに位置し利用者も多い。側線が何本かあった名残が見られる。)

油津から先に向かう列車の乗客はそれこそ2~3組であった中、私が日南線で一番訪問してみたかったのが終点の志布志であった。志布志線と大隅線を失いたった一面のホームになってしまった姿は、昔の志布志駅を知る者にしてみたら全く信じられない光景だ。現在の志布志駅は以前の場所より若干日南寄りに移転しているが、そのかつての跡地は現在商業施設や駐車場になっている。だが、その空間はかつて国鉄時代の志布志駅であった空間とひと目で解るものであった。もちろん私は現役時代に訪問はできなかったが、なぜか懐かしさが蘇ってきた。実に不思議な感覚であった。

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(油津駅の駅舎を撮影してみた。油津と言えば付近に漁港もあり、この記事がアップされる頃には黄肌やびんちょうなどのマグロが旬を迎えていることであろう。もちろん「油津産」もスーパーなどの店頭に並んでいるはずだ。)

その場所からちょっとした狭い道を行くと都城や鹿屋方面へ向かうバス乗り場がある。もちろん、普通なら駅前の広い道を行くのであるが、私はあえて狭い路地のような道から行ってみた。事前にグーグルマップでリサーチしておいたのだ。南国をイメージさせてくれるかつての志布志駅は、なんとなく「故郷」の匂いを感じさせてくれる・・・そんな異次元的な空間であった。



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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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