予期せぬ連休に急遽草津温泉に行く事に決めたけど、その前に岳南電車の各駅に降りてみた⑧ 岳南富士岡
2015-04-15

関東や他各地には「富士見○○」と付く地名などが多く見られるが、その意味の大半はその場所から富士山が拝めるという事であった。もちろん現在は環境の変化などとともにその場所から富士山が見れなくなってしまった場所もあろうが、基本的には富士山が見れる場所という事であろう。静岡県や山梨県在住ならともかく、東京や神奈川などに住んでいても富士山がある風景は日常であり生活の一部として非常に大きな存在であろう。そんな富士山の存在を、そのままズバリ駅名に・・・いかにも静岡県らしい「富士岡」とは実に微笑ましいが、この駅には車検区の設備やかつて貨物列車で活躍した車両達が眠っている場所でもある。現在こそ保存状態が良いが、時間の経過とともにそのメンテナンスや経費などが負担となりいずれは消えゆく運命にあろうと思われる。やはり岳南鉄道は、貨物列車ファンにとっては「メッカ」的な存在であったのではなかろうか。そんな歴史を司る貨物列車群は、もはや完全に隅に追いやられてしまい「伝説」になろうとしている。いや、既に伝説になってしまっている。
そんな貨物列車の話題とは裏腹に、この岳南富士岡駅周辺は学校が多く、特に高校生の利用が多い。駅前に住宅も多く存在し、貨物路線の中にも生活を感じる事が出来る。しかしながら通学時間帯を過ぎると長閑な風景が流れ、全国各地に見られる、いわゆる「ローカル線」の風景がここにも存在する。
とにかく、貨物の歴史に触れたいのであればここ岳南富士岡を訪問しない事には語れないであろう。




では早速、駅舎から眺めてみよう。通学時間帯は駅員が出向くようであるが、私の訪問時は無人であった。が、車両メンテナンスをすると思われる職員は数名。やはりここ岳南富士岡は岳南にとって非常に重要な存在であろう。

これは「平成もの」であろう。昭和の趣きの中にも新しさを感じる。僅かではあるがリニューアルも施され生まれ変わっている姿は実に「夜景遺産」にも貢献する事であろう。




更に駅舎外観・・・駅前はかなりの住宅街であった。もちろん大半の住民は自身の「足」を所有している事であろうが・・・













これが「保存車両」であるが、一部現役の品もある。まだ役目を終えるには早すぎるくらい輝かしい身なり。臨時とかイベントなどで貨物の牽引姿が拝めないものであろうか?









そして旅客ホーム。島式ホーム1本と至ってシンプル。得意の屋根は岳南カラーそのままであるが、通学時間帯を過ぎ長閑な時間が過ぎていく・・・


構内には車検区も。こちらには職員が数名いた。








再び駅舎に戻ってみた。かつては「大貨物」の窓口であろう場所が、自販機で固く閉ざされていた。


という訳で次の駅に向かう事にした。

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