姿なき挑戦者⑮ L特急はつかり(後編)
2015-05-15
そんな寝台特急的座席特急で盛岡に向かった私は、まだ夜も明けぬ暗い車窓を見つめながらパンを頬張っていた。青函連絡船からの乗換客もそれなりにいるとは、まだまだ本州と北海道を結ぶ重要なアクセスの役割から外れていないのは素晴らしかった。とは言え、このまま東京目指す乗客はそう多くないであろう。
盛岡に着く頃には当然ながら空は明るくなっており、ちょうど通勤通学の時間帯であった。だが、東京方面のそれとはかなり異なった風景・・・実に長閑な朝であった。このあと私は旧型客車の普通列車で仙台に向かうことになっている。そう、周遊券のため新幹線はもっての他贅沢。ワイド周遊券であるため行き帰りの道中は急行までしか乗れないのは先述している。更に東北新幹線開通で盛岡から仙台を走る急行列車が激減・・・普通列車での移動を余儀なくされた。だが、それがラッキーだったか・・・現在では貴重な体験となってしまった。

(写真は「昔訪ねた気動車ローカル線」より、上野駅にての583系バージョン。1974年の撮影と聞いた!まだまだ当時は「北の玄関口」としての色が濃く、いわゆる「出稼ぎ」「集団就職」的な言葉が日常であったろう時代だ。そして「いなかっぺ大将」的な風景でもある。他のホームには10系客車の姿も。
全く関係無い事であるが「バビル2世」というテレビアニメをご存知であろうか。私はこのバビル2世に登場する「ロデム」というキャラクターが実に好きでたまらない。以前にもこのブログでお伝えしたかも知れないが、私は主人公よりも脇役的な存在が非常に好きであり居心地の良い場所でもある。水戸黄門なら「風車の弥七」、ゴレンジャーなら「青レンジャー」とか・・・かつてはバンド活動もしていたがポジションは「ベーシスト」である。つまり、主人公ではないが「縁の下の力持ち」的な存在にものすごく憧れる。
ところで「ロデム」とは、「バビル2世」に仕える僕(しもべ)として側近で活躍。基本的に普段は豹(ひょう)の姿をしているが、実は「スライム状の不定形生物」的な設定でどんな姿にでも変身できる、とウィキに記されていた。イメージ的には「ターミネーター2」に出てくる敵の「T-1000」に近い感じだ。主人公のバビル2世との会話も出来るスグレモノで、他の僕(しもべ)である「ロプロス」「ポセイドン」とは一味違うカラーを醸し出すのが実に個性的だ。実に私が最も求めている存在であり姿である。できることなら「ロデム」になりたい、というより生まれ変わりたい気持ちでいっぱいだ。

(画像はウィキペディアより。こんな「はつかり」があったのは知らなかった。ちょうど私がレールファン休業中であったからであるが、なんと「スーパー」が頭に着くくらいに進化していた。)
新幹線連絡特急の現在は「白鳥」「スーパー白鳥」がその役割を担っており、それこそ青函トンネルに潜り「ポセイドン」として活躍。首都圏VS北海道は飛行機が完全に主役であるが、それは「ロプロス」に任せておけば良い。とは言っても飛行機は鉄道にとって「ライバル」であるため「ロプロス」という表現は相応しくないかも知れないが・・・
「はつかり」の晩年は新幹線の「しもべ」として実に多くの活躍をした。私が小学生時代の上野~青森を走る「はつかり」とは全く違うスタイルで自身の輝く場所をしっかりと見つけ、そして煌めいていた。それはまるで「ロデム」のように・・・

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盛岡に着く頃には当然ながら空は明るくなっており、ちょうど通勤通学の時間帯であった。だが、東京方面のそれとはかなり異なった風景・・・実に長閑な朝であった。このあと私は旧型客車の普通列車で仙台に向かうことになっている。そう、周遊券のため新幹線はもっての他贅沢。ワイド周遊券であるため行き帰りの道中は急行までしか乗れないのは先述している。更に東北新幹線開通で盛岡から仙台を走る急行列車が激減・・・普通列車での移動を余儀なくされた。だが、それがラッキーだったか・・・現在では貴重な体験となってしまった。

(写真は「昔訪ねた気動車ローカル線」より、上野駅にての583系バージョン。1974年の撮影と聞いた!まだまだ当時は「北の玄関口」としての色が濃く、いわゆる「出稼ぎ」「集団就職」的な言葉が日常であったろう時代だ。そして「いなかっぺ大将」的な風景でもある。他のホームには10系客車の姿も。
全く関係無い事であるが「バビル2世」というテレビアニメをご存知であろうか。私はこのバビル2世に登場する「ロデム」というキャラクターが実に好きでたまらない。以前にもこのブログでお伝えしたかも知れないが、私は主人公よりも脇役的な存在が非常に好きであり居心地の良い場所でもある。水戸黄門なら「風車の弥七」、ゴレンジャーなら「青レンジャー」とか・・・かつてはバンド活動もしていたがポジションは「ベーシスト」である。つまり、主人公ではないが「縁の下の力持ち」的な存在にものすごく憧れる。
ところで「ロデム」とは、「バビル2世」に仕える僕(しもべ)として側近で活躍。基本的に普段は豹(ひょう)の姿をしているが、実は「スライム状の不定形生物」的な設定でどんな姿にでも変身できる、とウィキに記されていた。イメージ的には「ターミネーター2」に出てくる敵の「T-1000」に近い感じだ。主人公のバビル2世との会話も出来るスグレモノで、他の僕(しもべ)である「ロプロス」「ポセイドン」とは一味違うカラーを醸し出すのが実に個性的だ。実に私が最も求めている存在であり姿である。できることなら「ロデム」になりたい、というより生まれ変わりたい気持ちでいっぱいだ。

(画像はウィキペディアより。こんな「はつかり」があったのは知らなかった。ちょうど私がレールファン休業中であったからであるが、なんと「スーパー」が頭に着くくらいに進化していた。)
新幹線連絡特急の現在は「白鳥」「スーパー白鳥」がその役割を担っており、それこそ青函トンネルに潜り「ポセイドン」として活躍。首都圏VS北海道は飛行機が完全に主役であるが、それは「ロプロス」に任せておけば良い。とは言っても飛行機は鉄道にとって「ライバル」であるため「ロプロス」という表現は相応しくないかも知れないが・・・
「はつかり」の晩年は新幹線の「しもべ」として実に多くの活躍をした。私が小学生時代の上野~青森を走る「はつかり」とは全く違うスタイルで自身の輝く場所をしっかりと見つけ、そして煌めいていた。それはまるで「ロデム」のように・・・

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