更に長期連載になりそうな九州鉄道路線全線制覇<PART2>⑦
2020-01-10

(上熊本より熊本電気鉄道に乗る。私のイメージでは東急5000系であったが、ご覧の車両は「地元」からのお下がりのようだ。)
さて、約30分ほど予定がずれた。この日は最終日で、特に後述する「ゆふいんの森」に乗れなければ帰りの飛行機に間に合わない。そんな狂った予定を戻す方法を考えながら熊本電気鉄道を制覇していた。北熊本は熊本電気鉄道の中心的存在で、本社があり駅員も配置されている。そして車庫などもあり「その道の人」には気になる存在であろう。

(北熊本は唯一の有人駅。熊本電気鉄道の中心的機能が集約している。ほぼ全ての時間帯でホームの全てに列車が埋まる、という事は乗り換えに便利であるという事。)
だが、私は「その道の人」にも関わらず、狂った予定をどうするか・・・しか頭の中になかった。大いなる雑念!と言ってもこの「熊電」は魅力的な駅がたくさんあることに気づいた。なかなか昭和チックな駅が多く、「熊電スペシャル」なる旅の企画を提案してもいいであろう。もちろん個人的な話であるが。いつか「全駅制覇」してみたいものだ。

(かつて福島交通でも見かけた「あの車両」が北熊本駅構内の片隅に眠っていた。私にしてみれば「池上線」などで活躍する姿が懐かしく感じる。)
御代志に到着すると、やや信じられない光景が待っていた。かつては菊池まで延びていた路線も廃止されて久しいが、それ以上に駅の構造が実にシンプルに。島式ホームの片側がバス乗り場になっており、全く効率というか合理性のみを追求した構造であった。かつて何かの書物で見たそれとは明らかに違う、現在の「熊電」がそこにあった。だが・・・乗って来た列車に再び乗り折り返して行く乗客は私達だけであった。帰りはほぼ貸切で車掌も「その道の人」と判断したのであろう。と、熊電の素晴らしさを感じながらもやはり気になるのは「あの事」であった。藤崎宮前に着く頃には既にアイデアが出来上がっていた。

(藤崎宮前は、恐らく熊本電気鉄道で一番の乗降客であろう。熊本の中心街にあるが、どうやら駅員無配置のようであった。ただ、路面電車と連結させれば飛躍的に利用者が増えるであろうが・・・)
「すみません、健軍町までどれくらいかかりますか?」「時間?料金?」「時間です。」「だいたい20分くらいかなぁ・・・」「じゃぁ、お願いします!」駅舎にいた妻を呼び寄せた・・・
実は藤崎宮前から健軍町までタクシーでショートカットしようと企てたのだ!ちょうど駅前に常駐と思われるタクシーが1台停まっていた。もしこのタクシーがいなかったらと考えると、現在の私がなかったであろう、とは大袈裟な表現であるが・・・

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