レールファン復活後、初の北海道遠征⑤
2019-07-15

(2009年に訪問した時の旭川。当時はまだ高架化工事中であったので富良野線と函館本線との間にはやや距離があった。現在は高架化が完成しかなりスリムに変身した。)
地上時代の旭川を過ぎ滝川に着く。滝川はまだまだ昭和の面影が残る素敵な物件であろう。後年の旅ではこの滝川は宿泊の地として活躍したが、深名線を分岐していた深川とともに実に味わい深く、言わば「兄弟」のような雰囲気を醸し出している。この滝川で下車するというのも実に新鮮であるが、ここからバスで新十津川に向かうのも新鮮。札沼線を制覇するのにはそれこそ1980年代には散々計画を企てていたが、それこそ計画で終わっていた。しかしながらこういう形で実現するのも感慨深いものがある。

(滝川駅からバスに乗り「新十津川役場」のようなバス停の名称であった記憶であるが、そこでバスを下車。そして若干徒歩を要すると華奢な駅舎が見えてきた。付近には大きな病院や集落があり、鉄道的な需要があるような感じもするが・・・)
そんなバスの旅も10分~15分くらいで終了。新十津川駅までは「新十津川役場」みたいなバス停から若干徒歩を要する。新十津川駅は実に素敵な駅で、まさに「理想」であった。新十津川駅の中心部にあるが、駅前に商店街などの施設は無い。喉が渇いたので何か飲料を購入しようかと付近を散策したが、結局駅前にある診療受付時間が終了した大きな病院の中にある自販機が唯一であった。しかしながらこの大きな病院は付近の住民にしたら頼りになる存在であろう。

(新十津川より「最終列車」で札幌に向かう。ご存知の通り、路線名にある「沼」とは留萌本線の石狩沼田の事である。最近、この留萌本線のニュースでレールファン始め地元の方などの話題を集めているが・・・)
約30分くらいのインターバルであったろうか、実に短い時間に感じたが、辺りは既に暗くなって来た。若干宗谷本線の長旅の疲労が体を過るが、それでもこの札沼線は癒される存在であった。そんな新十津川から列車に乗り札幌に着いたのが21時46分。途中の石狩当別で乗換たが、こちらは既に都会の雰囲気を醸し出しており、とても「札沼線」とは呼べない存在である。新十津川~北海道医療大学間を「学園都市線」と呼べるかどうかとい事とほぼ類似するであろう。これほど明暗別れたカラーの違う路線も珍しい。石狩当別で乗り換えたとは言え、札沼線で入る札幌駅は実に斬新で新鮮味溢れる風光明媚な旅情であった。

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