鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

「湘南」の定義とは?

「夏だ!海だ!湘南だ!」連日猛暑日が続き精神的にも体力的にもダメージを受ける日々であろうと思われるが、私はなぜかこの季節が一番好きである。基本的に冷房がなくても過ごせるし、体力的にも活動的になる私は少々異次元的な人間であろうか?
ところで、皆様は「湘南」についてどのような印象をお持ちであろうか?という私は、何を隠そう、実は湘南産まれである。だが・・・この「湘南」という地名は地図を探しても載っていないし「湘南」という自治体も存在しない。一体、「湘南」とはどんな定義なのであろうか。例えば、地元民である私の感覚だと茅ヶ崎・藤沢・鎌倉辺りを湘南と呼ぶ感覚だ。実際に私は茅ヶ崎産まれなので正真正銘の「湘南ボーイ」と呼ぶにふさわしいであろう。ウィキで調べてみると逗子・葉山などのキーワードが中心となって出てくる。
何かのTV番組で観たが、最近の湘南の定義は神奈川県にある相模湾に面する海岸全てを「湘南」と位置づけているらしい!これってスゴイ事だ。つまり湯河原や真鶴あたりも湘南として認められている事になる、という事だ。正直言って湯河原を湘南と呼ぶのはどうかと思うが、更にこの定義だと三崎方面も湘南に含まれややクエスチョン的な感じを否定できない。

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(「湘南電車」と言えばこうであろう。私が生まれた頃からおなじみであった車両であるが、現在でも「湘南以外」で活躍しているのがいい。)

そういえばかつての農協が合併する際に、神奈川県ではJA○○とする方針を示したらしい。その際に、例えば現在茅ヶ崎や藤沢にあるJAは「さがみ」を名乗っている。つまり「JAさがみ」となっている。そして不思議なのが平塚方面にある農協は「湘南」を名乗っている。これってやや不自然な感じもするが、ある情報筋によると、○○の部分を決める協議をする際に、先に「湘南」を平塚方面の農協に取られたと聞いた。だが、これはかつての湘南の定義である「相模川以西」の定義に当てはまるのでやや正解なのかも知れない。「湘南」というのはややブランド化したイメージであるが、やはり茅ヶ崎方面の農協を「湘南」と名乗って欲しかった。とは言え、私は農協フリークではないのだが、そんな事ひとつとっても「湘南」へのこだわりが神奈川県民のどこかに潜んでいるような気がする。

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(かつての「湘南電車」であるが、写真は1982年8月の辰野駅にて。私は隣に停まっている中央線の普通夜行列車・長野発新宿行に乗車している最中に辰野で偶然遭遇。停車時間もあったので隣のホームまで足を伸ばして収めた。かつての飯田線は旧型国電などの宝庫であったが、現在の車両に置き換えられたのが1982~1983年頃であったと思う。)

ところで「湘南電気鉄道」をご存知であろうか?そう、いわゆる現在の京浜急行である。京浜急行の歴史についてはこちらで確認していただきたいが、つまり京浜急行の横浜以南がかつての湘南電気鉄道であった。だが、どうだろう・・・私たちの概念的な湘南を、現在の京浜急行が経由しているであろうか?と考えた場合、普通に湘南とはかけ離れた存在であることに気づく。では歴史の紐を解いてみると「逗子、葉山付近を経て相模川以西まで延伸計画があった」などと記されている。つまり「湘南」を冠する意味がここにあるとされている。

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(153系はかつて急行「伊豆」としても活躍した。私自身も1977年に伊豆・下田の親戚宅訪問の際に乗車している。個人的に165系よりもお気に入りの車両で、特に155系の「修学旅行列車」との併用が印象深かった。写真は1982年頃の総武線・稲毛にて、ダイナミック✩トナカイ提供。)

であるが、私的には若干違う説の方を贔屓(ひいき)したい気持ちなのだ。それは広岡友紀氏の著書「京浜急行電鉄」にも記されているが「湘南とは、かつて金沢文庫(八景)付近にあった砂浜の海岸付近」であったらしい。つまり、現在の京浜急行のルートを想像していただくと一目瞭然、まさにこの付近を沿線としている事に気づくであろう。そう、現在私たちが「湘南」と定義付けている場所とは全く異なる場所をかつては湘南と名乗っていたらしい。これは驚きの事実である。このことはウィキなどには記されていないが「湘南ボーイ」の私が、まさか湘南の原点が金沢文庫とは思いもしなかった。ただ、金沢文庫(八景?)付近にある砂浜と聞くと「人工砂浜」を思い出す。と言われても地元民的な表現となってしまうが、とにかく湘南が「文庫」という概念が実に斬新かつ新鮮という表現はいささかおかしいかもしれないが、とにもかくにも今の概念とは全く違うのが素晴らしい。

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(これは別の意味で現在の「湘南電車」か?一応「湘南ライナー」であるが、この185系は1981年に登場した当時から私は知っている。登場当時は転換式クロスシートで、登場当時から普通列車としても使用されていた。そのため私には「特急」という風格があまり感じられない車両でもあった。その後「新幹線リレー号」としても活躍したのは周知の通り。)

そんな曖昧な「湘南」も、鉄道ファンにはお馴染みのキーワードではないであろうか?例えば「湘南電車」や「湘南色」などは完全にお馴染みの合言葉である。であるが、やはり地元民にしてみても曖昧な定義であろう表現となる。しかしながら皆が欲しがるブランド的なイメージである「湘南」という名称は、実にグレーな存在であり、尚且つ眩しい存在である。
もしあなたが湘南の地を訪れるタイミングがあった場合、ちょっと違った角度からその湘南を見てみると、また違った風景が見えてくる事であろう。そして、その時あなたが見ている車窓から何かを発見した場合、新たな「湘南」を発見するかも知れない。もし、新たな「湘南」を発見した場合、私にお知らせしていただくといささか嬉しい気持ちになる。それは「地元民」としての感性の他に新しい「湘南」が私の中に加わるからである。「サザン」「チューブ」以外にも、新たな湘南的なイメージが生まれるかも知れない。


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コメント

No title

こんばんは。
湘南カラー。いいですね〜。(^^)
これを見ると、気持ちが子供の頃に戻ります。山陽本線で、倉敷や西阿知、玉島などの駅とともに..。
跨線橋もすごく懐かしいです。小さい頃は駆け下りるのが大変でしたが..。
タイムマシンがあったら、昔の駅を歩いてみたいです。

リラ様

コメントありがとうございます。

リラ様からのコメント、凄く嬉しいです。「嬉しい」の理由は「玉島」の表現が素晴らしいからです。
玉島・・・つまり「新倉敷」ですよね?さすが地元の方!素敵に素晴らしいです。私もタイムマシンがあったら当時に戻ってみたいものです。
ところでリラ様は「湘南」という単語についてどういう印象をお持ちでしょうか?地元民の私にしてみたら、近年にやたら「サザン通り」とかいう新しい名称が加わったりするのにやや抵抗がありますが、地元の観光的収入に貢献されるのであればいいかなと思います。
そういえば「湘南カラー」は山陽本線でも走っていたんですよね。というより伯備線や宇野線などにも普通にいましたよね。
というより「湘南」という言葉が全国区であるのが実に感慨深い感じですね。

No title

実は、湘南カラーという言葉を知ったのは数年前なんです。
それまでは、みかん色の電車という認識でした。(^^;)
湘南という言葉からは、海や江の島をイメージしますが、私は行ったことがないもので。。
息子が先日横浜の友人に会いに行ったとき、江ノ電に乗って海を見てきた話を聞いたばかりです。鎌倉で鳩サブレーを買って来てくれました。(^^)

勢力拡大

「湘南」の定義、そしてその成り立ちやその後の変化など面白く読ませていただきました。

神奈川県民ではありますが東の端なため湘南が身近な存在とは言えませんが、やはり湘南といえば(個人的な感想ですが)藤沢から大磯辺りまでをイメージしますね。
単純に相模の南に位置するところから「湘南」なのだと思っていたので、金沢文庫が原点だったとは全く知りませんでしたよ。

最近拡大しつつある「湘南」ですが、三浦半島や鎌倉、逗子といった場所はそれだけでブランドが確立していると思いますし、湘南を名乗る必要もないのかな?と感じていますが、それだけ湘南ブランドが大きな影響力をもっているということなんでしょうね。

あと湘南カラーですが、リラ様のコメントにある「みかん電車」というのが最近よく聞く由来みたいですね。
確かに緑とオレンジの塗り分けはみかんを連想させますが、みかんといえば静岡という勝手な思い込みもありますので、湘南カラーがみかん電車というのもちょっと無理があるような気もします。

まぁいろいろ思うところはありますが、明確な定義がなくてもふわっとしたイメージでつながるものがあるので、これはこれでいいのかなとも思います。

リラ様

コメントありがとうございます。

「みかん色の電車」って懐かしい感じですね。確か私の幼少時代にはそのような表現がなされていた記憶があります。というより、鉄道無知な両親や親戚が、やたらと「湘南色」とかいう表現を、東海道線にはしていない事でしょうから、つまりその「みかん色」的な部分が記憶に残っているのでしょう。
「湘南」という単語について、私のような地元民はともかく、地方の人にはどういうイメージであるのか非常に気になるところでありましたが、やはり「江ノ島」や「海」がキーワードとなってくるのでしょう。
鳩サブレに関しては、鎌倉付近に居を構えるみのもんた氏は「フリーク」らしいですよ。お土産的な部分やお礼その他、イベント的な部分についてみのもんた氏は必ず鳩サブレを持っていくと聞いたことがあります。
いずれにしても「湘南」というブランドは、神奈川県民にとって、特に周囲に誇示できるブランドでしょうか。みのさんにもそんなこだわりが見え隠れしているような気がするのは気のせいでしょうか?

すんや様

コメントありがとうございます。

「湘南」・・・なかなか難しい定義ですね。湘南といえば必ず「海」がついてまわると思いますが、我々地元民にもやや不透明な感じですよね。
ただ、広岡友紀氏の著書を4~5年前に読んだときに私も「ハッ」と思いました。まさか「文庫」「八景」的なキーワードが出てくるとは思いもしなかったからです。ウィキにも多分この事は記されていないと思いますが、逆によくぞこんな根拠を広岡氏は探り出したものだと感心してしまいます。彼女は川島令三と同等的な知識を持つ相当のレールマニアみたいですが、中にはマニアック過ぎて一般には伝わりにくい部分も兼ね備えているという意見もあるみたいです。

それより、この「湘南」というキーワードが、今や全国区的なブランドという今日(こんにち)が複雑な思いです。とは言うものの、湘南海岸も後1~2週間するとクラゲが発生するので海水浴も微妙な感じでしょう。ですが、やや湘南というブランドが一人歩きしているような近年ですね。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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