更に長期連載になりそうな九州鉄道路線全線制覇<PART3>⑤

鹿児島本線で大牟田から熊本まで出た私は、市電に揺られいったん今夜の宿泊先に妻を預ける。「預ける」といっても預貯金ではないが、私は妻から解放され、晴れて独り身となりかつての高森線、いわゆる南阿蘇鉄道へと向かったのだ。前年に来たばかりの豊肥本線は懐かしさがあまりなかったが、南阿蘇鉄道は初めての体験。高森線時代も訪問経験がないため実にワクワクする。

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(途中、こんな列車とすれ違った。言わずと知れた「あそボーイ」であるが、こういった観光列車が国鉄時代と比べ格段に増えたのは明るい材料であろう。)

立野はご存知の通りスイッチバック駅であるが、列車の性能が向上した現在、やや前近代的な設備となってしまったかも知れない。しかしながら昔の風情を今も伝える、いわば「文化遺産」的な存在であろう。豊肥本線ホームの先に南阿蘇鉄道の乗り場が別途あるが、JRに比べたらやや華奢な印象だ。しかしながら一人旅の私にとってみればサイズ的にもピッタリとフィットするかも知れない。時間的に学生諸君の帰宅時間にあたり、南阿蘇鉄道の収入源となる主たる乗客が多くひしめく中、私は「活火山」の麓で駅名標に向かいシャッターを切る姿はやはり一般的ではないだろう。

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(やや派手気味な車両であるが、初訪となる高森にて。時間帯もあろうが、利用者が多いのは経営者側の立場から見れば実に嬉しい材料だ。)

「日本一長い駅名」を通り過ぎ終点の高森では少々時間があったので小休止。もちろん乗ってきた列車で折り返すのだが、かつての計画であった高千穂方面への未成線がやや気になったが、もちろんその辺りの事情は皆様の方がよくご存じであろう。ちょっとその辺を調査してみたかったが、僅か9分のインターバルのため無駄な抵抗であった。

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(「日本一」と名高い白水高原駅。もちろん「南阿蘇~」の部分も駅名としてカウントされる。私が小学生の頃は「宇都宮貨物ターミナル」が日本一であったが時代も変わったものだ。)

熊本に戻り一夜を明かした私は、前年に制覇を断念せざるを得なかった肥薩線に向かう。特急列車の「くまがわ1号」に乗り人吉で「いさぶろう・しんぺい」に乗り人吉~吉松を往復し、更に旧・湯前線、つまり現在のくまがわ鉄道に乗る計画であった。だが・・・やはり私にとって肥薩線はトラウマだったのか、この後「平らな時間」が急に険しく傾き始めていったのだ。

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(そして立野はJRとの乗り換え駅でもある。ご存知、かつての高森線時代は、延岡からやって来る高千穂線との接続構想があり、実際に工事も行われていた。その後計画は頓挫したが、未成線の部分の現在は皆さんの方が事情を良くご存知であろうと思う。)


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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
創設:1969.03.09
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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