更に長期連載になりそうな九州鉄道路線全線制覇<PART3>⑧
2016-04-29
「日本三大車窓」を通過するころには完全に太陽がマックスに輝き、冷房が効いている車内でも陽が当たるところは完全に真夏であった。それより、せっかく来たのに「運休」などになるよりよっぽど良い。私は夏が一番好きな季節のため暑いのはいくらでも大丈夫だ。これくらいへっちゃらである。

(大畑駅にて「いさぶろう・しんぺい」の女性アテンダントもご覧の通り、真夏の太陽の下では顔をしかめる。だが、なんとなくこんな光景が微笑ましく見えるのは、やはり肥薩線のサミット区間が「昭和」、いや「明治」を感じさせるからであろうか。)
そんなへっちゃら状態の私を乗せた列車は本日最大のクライマックス「大畑」に到着した。もちろん読み方はご存知「おこば」である。皆様もご存じのように、この駅はスイッチバック駅でありながらループ線途中にあるという、なんだかフランス料理のフルコース的な駅だ。そして駅舎も渋い!ほぼ開業当時のままであろう状態で現在でも活躍する姿は素晴らしい。もちろん明治時代に建てられたものだからものすごく重厚感がある。そしてホームは有効長が長い!SL時代を思わせる当時の面影がたっぷりと現在でも維持されているのはただただ感心してしまうばかりであろう。そして圧巻。この駅の人気の理由がわかる。であるが、ひとつ欲を言わせてもらえば「いさぶろう」などではなく、ノーマルな普通列車で訪問してみたい。決して「駅寝」をしようとは思わないが、なんというか、丸1日滞在してみたい素敵な駅だ。そして駅から少し下っていくと集落があるのでそちらの方も訪れてみたい。


(一度レンタカーで訪問してみたい大畑であるが、駅から集落へはやや距離がある。実際に地元の方の利用者にお話を伺ってみたいものだ。)
実に清々しい気持ちで肥薩線の制覇を終えた(というよりまだ人吉だが)私は、先ほどのハプニングなどすっかり忘れ肥薩線を楽しんでいた。そして人吉に着くとここで「いさぶろう・しんぺい」ともお別れ。ここからかつての湯前線を制覇する予定となっている。だがここで現実に戻される。そう、つまり変更前の予定より1本遅い時刻の列車に乗ると言う事だ。であるが、それで済んでしまうのだからヨシと考えるのが普通であろう。私の判断に誤りはなかったと再び自分を納得させる。「どうだ、すごいだろう。ハプニングも乗り切れた」みたいな感じで私は湯前に向かったのであった。

(かなり年季が入っているものと思われる人吉駅の駅舎。駅前は最近になって整備されたと思われ、綺麗になっていた。だが、商業施設などが駅前に見当たらなかったのでやや寂しい印象でもあった。)
くま川鉄道となり第2の人生を送っている湯前線であるが、かつては周知の通り国鉄路線であった。日豊本線の佐土原から分岐する妻線の終点杉安まで延伸計画があったが、現在では周知の姿になっている。地図を見ていただくとわかるが、湯前~杉安間は山間部になり恐らく乗客的な期待はほぼ皆無に等しいであろう。であるが、もし杉安まで繋がっていたら間違いなく私は乗客のひとりとなっていた事であろう。妻線が廃止されもう30年以上経つが、特に終点の杉安は実にいい感じの終着駅であった。しっかりとレールファンを続けていれば、おそらく乗りに行ったであろうが、今では果たせぬ夢となってしまった。

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(大畑駅にて「いさぶろう・しんぺい」の女性アテンダントもご覧の通り、真夏の太陽の下では顔をしかめる。だが、なんとなくこんな光景が微笑ましく見えるのは、やはり肥薩線のサミット区間が「昭和」、いや「明治」を感じさせるからであろうか。)
そんなへっちゃら状態の私を乗せた列車は本日最大のクライマックス「大畑」に到着した。もちろん読み方はご存知「おこば」である。皆様もご存じのように、この駅はスイッチバック駅でありながらループ線途中にあるという、なんだかフランス料理のフルコース的な駅だ。そして駅舎も渋い!ほぼ開業当時のままであろう状態で現在でも活躍する姿は素晴らしい。もちろん明治時代に建てられたものだからものすごく重厚感がある。そしてホームは有効長が長い!SL時代を思わせる当時の面影がたっぷりと現在でも維持されているのはただただ感心してしまうばかりであろう。そして圧巻。この駅の人気の理由がわかる。であるが、ひとつ欲を言わせてもらえば「いさぶろう」などではなく、ノーマルな普通列車で訪問してみたい。決して「駅寝」をしようとは思わないが、なんというか、丸1日滞在してみたい素敵な駅だ。そして駅から少し下っていくと集落があるのでそちらの方も訪れてみたい。


(一度レンタカーで訪問してみたい大畑であるが、駅から集落へはやや距離がある。実際に地元の方の利用者にお話を伺ってみたいものだ。)
実に清々しい気持ちで肥薩線の制覇を終えた(というよりまだ人吉だが)私は、先ほどのハプニングなどすっかり忘れ肥薩線を楽しんでいた。そして人吉に着くとここで「いさぶろう・しんぺい」ともお別れ。ここからかつての湯前線を制覇する予定となっている。だがここで現実に戻される。そう、つまり変更前の予定より1本遅い時刻の列車に乗ると言う事だ。であるが、それで済んでしまうのだからヨシと考えるのが普通であろう。私の判断に誤りはなかったと再び自分を納得させる。「どうだ、すごいだろう。ハプニングも乗り切れた」みたいな感じで私は湯前に向かったのであった。

(かなり年季が入っているものと思われる人吉駅の駅舎。駅前は最近になって整備されたと思われ、綺麗になっていた。だが、商業施設などが駅前に見当たらなかったのでやや寂しい印象でもあった。)
くま川鉄道となり第2の人生を送っている湯前線であるが、かつては周知の通り国鉄路線であった。日豊本線の佐土原から分岐する妻線の終点杉安まで延伸計画があったが、現在では周知の姿になっている。地図を見ていただくとわかるが、湯前~杉安間は山間部になり恐らく乗客的な期待はほぼ皆無に等しいであろう。であるが、もし杉安まで繋がっていたら間違いなく私は乗客のひとりとなっていた事であろう。妻線が廃止されもう30年以上経つが、特に終点の杉安は実にいい感じの終着駅であった。しっかりとレールファンを続けていれば、おそらく乗りに行ったであろうが、今では果たせぬ夢となってしまった。

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