鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

札幌から乗りたかった<ロイヤル>(再リメイク版)

以前に紹介した記事であるが、若干写真を増やして再度アップしてみた。来年には定期列車から外れるとの報告を受けているが(2014年現在)、とうとう「ブルートレイン」という単語が日本がら消え去ろうとしている。私が小学生の時代はブルトレ全盛期であった。東京発の「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」・・・など、茅ヶ崎駅を通過するシーンを耳鼻科の帰りに散々拝んだものだ。北に向かうブルートレインは「ゆうづる」「はくつる」「あけぼの」「北陸」などいたが「はくつる」「ゆうづる」に関しては583系の寝台電車であったりして東京発とは若干カラーが異なった。
現在では風前の灯火ながら「北斗星」が存在する。私は2008年に北斗星に初めて乗車した。押さえた切符は・・・ロイヤルであった。ということで、改めてその模様を紹介してみたい。

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(函館駅にて機関車を交換。と言ってもスイッチバックのためDD51は切り離されるだけであるが・・・)

「ウォ~ッ!」朝6時半、昨日入っていた留守電を聞き、気合が入ってしまった。旅行会社にキャンセル待ちを依頼していた返事が入っていたのだ。北海道への旅の行程で帰りの列車「北斗星」はデュエットであったが、ロイヤルをキャンセル待ちしていたのだ。現在もプラチナペーパーで入手困難であるが、チャンスとは突然やって来るものだ。

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(北斗星にある「サロンカー」。現在は当たり前の存在であるが、私の少年の頃・・・さくら、はやぶさ、みずほ、富士、あさかぜ・・・などブルトレ全盛期には無い存在であり「夢の夜行列車」的な存在で空想に過ぎず、このサロンカーが憧れの存在でもあった。)

さて、北海道制覇の計画第1弾は2008年6月10~13日に決定し、帰りの列車を「北斗星」に設定しお楽しみは最後の最後に取っておいた。本当は札幌から乗りたかったのだが、室蘭本線の岩見沢~苫小牧を制覇する都合上、どうしても苫小牧からの乗車になってしまい、仕方なく苫小牧~上野の乗車となってしまった。とは言え「ロイヤル」を抑えたのだからこれは素晴らしい事だ、もしかしたらもう二度と乗れないかも知れない。と言う思いを握り締め、苫小牧のホームに立った。

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(私の乗車した「ロイヤル」室内。補助ベッドを引っ張り出せば二人でも使用できる。勿論被写体は私でなく妻であるが、もう少し藤原紀香とかに似ていれば皆様に披露できたのだが・・・お見苦しいい部分もあるので若干画像に細工をさせていただいた。)

約19分のインターバルの後、いよいよ北斗星に乗車予定であるのだが、千歳線が人身事故の影響で約30分の遅れがあるとのアナウンス。なかなか来ない列車に段々ホームに人がたまってきたが、特に駅員にクレームをつける客もおらず、地方ならではの光景である。事故の影響で、速達列車は別料金無しで乗車できるアナウンスで、札幌方面の列車は「スーパー北斗」を筆頭に次々と乗客が乗り込んでいった。

さて、函館方面は、先に普通列車が到着。既に北斗星の出発時間は過ぎているが、足早に次の停車駅へ向っていった。そして約36分の遅れでようやくブルーのDD51が鉄路の先に顔を出した。いよいよA寝台「ロイヤル」初体験である!結論から言うと「良い!」である。一人用の座席兼ベッドがありテレビやシャワールーム兼トイレがある。ドライヤーから灰皿まで、全て新鮮に映った。座席の下から補助ベッドも引き出せ2人でも利用可能だ。暫くすると、大鶴義○によく似たウエイターが「ウェルカムドリンク」を持ってきた。「おたる」と名の付くワインとミネラルウォーター、そして氷と、贅の沢を尽くす限りである。

逕サ蜒・115_convert_20121227151533
(これが「ウェルカムドリンク」である。ワインの「おたる」が印象的であるが、その後ろにある氷がなくなってもインターホンで発注すれば乗務員がすぐに持ってきてくれる。)

個室であるため周りを気にせずに「夢追い酒」。暫くしたら車内見物に出た。食堂車を通り過ぎ「ロビーカー」に出た。共用だがシャワールームもあり、ひと時の安らぎの空間を提供してくれる。ロイヤルに戻り、岩見沢で購入した弁当を食べながら、暮れ行く海を眺めていた。先ほど紹介した「テレビ」でビデオを見てみる。韓流方面の映画だが、終わったと思ったらまた繰り返し同じものを放映していた。つまり1本の映画を繰り返し放映しているわけだ。結局、上野に着くまでこの映画を7~8回根性で観てしまった。

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(画像的に伝わるかどうか微妙だが、いちおうシャワー兼WCの室内を写したつもり。実際にシャワーを浴びて見るとわかるが、かなり揺れが気になる存在となる。列車の宿命なので仕方ないが、・・・)

シャワールーム兼WCでシャワーを浴びてみる。お湯の出る時間は10分間だが、途中で止めることも可能なので「石鹸とシャンプーが付いたまま終わったらどうしよう!」何て事心配無用だ。しかしとにかく広いとは思えない空間で揺れる車内の中の「ひと風呂」はかなりのテクニックを要する。シャワーの後、そろそろ目蓋が重くなる時間となったため一休みする事とした。やはり開放型寝台と違って周りに気を使うことなくぐっすりと寝てしまう。途中、函館で機関車交換があった為、と言うか野生のカンで目が覚めたので、抜かりなく、しっかりとデジカメに収めた。再び車内に戻り寝ることにしたが、青函トンネルは轟音であまり安眠が約束されるものではない。が、いつの間にか寝ていたようで運転停車の駅で薄っすら駅名表の「もりおか」の文字が見えた。再び目が覚めた時、すっかり辺りは明るくなっていた。「せんだい」の文字と共に時計は5時半を差していた。

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(ロイヤルがある車両の通路。デビュー当時はかなりの存在感であったろう「ロイヤル」も時代とともに消え去ろうとしている。)

30分の遅れはそのままで本州に入ったらしい。しかし、個室初体験は想像以上に快適に安らげるではないか!開放型寝台は既に前近代的とさえ感じた。福島の過ぎたころには、頼んでおいた「モーニングコーヒー」が到着。このサービスもロイヤルのみ!そして、散々観てきた韓流映画も放送終了となり、上野に着く時間に近付いた、と言うより、定刻であればとっくに到着している時間だが、遅れが一行に縮まってないのであった。しかし、車両老朽化や新幹線の延伸によりこの列車の命もそう長くは無いと心のスミに引っかかっていた。

確かに新幹線は便利だし、飛行機アクセスに十分対抗できるであろう。しかし、こういうのんびりした旅があってもいいではないか・・・いつまでも上野駅の「13番線」で寝台特急を見れることを祈りながら、30分遅れの上野駅のホームで、青い車体を目に焼き付けつつ、山手線のホームへ足を急がせた。

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(上野駅にて。これって「カシオペアカラー」の機関車?ブルーのDD51もそうだが、塗装ひとつでこんなにも印象が変わるものかと思う。)


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コメント

こんばんは

福岡在住のwraと申します。

まさかこんなにも早く、ブルトレに別れを告げる日が来るとは思ってもいませんでした。もう少し早く生まれていればブルトレめぐりの旅ができたのに・・・と思いますが、今や九州住まいの貧乏学生には、手を伸ばしづらい列車ばかりとなりましたよ。
ロイヤルのベッドをダブルで使うときは、あのように変形するんですね。写真を交えた乗車記録、楽しく拝見いたしました。

wra様

初めまして、コメントありがとうございます。
私もwra様のブログをいつも楽しく拝見させていただいております。

福岡在住でいらっしゃるということで、かつては東京&大阪対九州方面はブルトレの宝庫でしたね。現在ではその役割を新幹線が果たしてますが・・・ブルトレのような旅情とはかなり異なっていて全くの「別物」でしょう。

私の最初に乗車したブルトレは1978年の「富士」でした。当時は東京から西鹿児島(現・鹿児島中央)まで日豊本線経由でなんと24時間25分かけて走りました。その模様は私のブログでも紹介してます。

http://4190koawazay.blog.fc2.com/blog-entry-32.html

当時はB寝台(現在の開放型2段式)とA個室(今で言うシングルデラックス)しかなく当然B寝台に乗車しましたが、機関車交換が3回有り、特に宮崎~西鹿児島は非電化で「DF50」というディーゼル機関車が牽引しましたので驚きでした。

今となっては貴重な体験となってしまいましたが、現在では北斗星のような個室を多種多彩に取り揃えている寝台特急は当時の私にとってみれば夢の存在でしたので、ブルトレがなくなってしまうのは残念でなりません。

私も今になって「ブルトレめぐり」をしてみたくなり今年の始めは「あけぼの」にも乗ってます。というより「今のうち」に巡っておかなければ二度と乗れなくなるかもしれませんからね。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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