鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

よろしく哀愁。よろしく九州② 町田

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「町田」と聞くと殆どの方が「小田急線」「横浜線」を思うであろう。だが、かつて九州には宮原線(みやのはるせん)という国鉄路線が存在し、その駅のひとつに町田という駅があった。というより、この「町田」という駅名については宮原線の方がはるかに大先輩であり元祖である。ちなみに宮原線とは、九州は久大本線にある恵良から肥後小国までを結ぶ路線であった。肥後小国から先も当然ながら延伸計画があり、確か黒木線や熊本電気鉄道の菊池までの延伸計画があったはずだ。もちろん現在、その計画は頓挫している事であろう。
ところで我々が常識として考えている「町田」は、かつて横浜線の方は「原町田」、小田急線の方は「新原町田」と称した。新原町田の方は私は馴染みがないが、原町田の方はしっかりと馴染みがあった。1976年に小田急線の新原町田が一足先に町田に改称したが、町田駅の小田急と横浜線の関係は、かねてから離れていた両者が1980年に国鉄側が小田急側に歩み寄る・・・つまり移転する事により乗り換えの不便さを少しでも解消という事で、ある意味「一心同体」的になったといえよう。そして移転と同時に国鉄も町田と改称し現在に至っている。
そんな都会のやり取りの裏で「元祖」町田はマイペースに自身の業務をこなしていた。と言っても駅員無配置であったろう一面一線の地味な駅では、都会の駅と駅名の重複など気にしていなかったのかも知れない。実際に重複していた期間は約4年くらいで、つまり原町田から町田に改称した4年後に宮原線が廃止され、横浜線と小田急線の町田が「本家」となったのもこの時期であった。と前置きが長くなってしまったが、やはり私は神奈川県民のため現在の町田に馴染みはある。と言っても町田駅の所在は東京都であるが・・・


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私は写真奥の方向からやって来た。町田駅は写真奥にある、という事は一度通り過ぎてしまったという事だ。遥か彼方にある歩道の先の白い小屋付近に町田駅がある。その歩道こそ、かつての宮原線の線路であった。

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その小屋のある方まで足を運ばせるとその全貌が明らかになった。まさしくここが元祖・町田駅であった場所だ。ナビへの入力の正確さに自身でも驚いてしまったほど正確な位置を入力していて、そして案内されたのであった。

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「元祖」町田駅は国鉄時代の駅名標が現在もそのまま残っていた。それは決してモニュメント的ではなく自然の形で・・・かなり貴重な存在であろう。

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道路拡張工事をしたにも関わらず、よくぞここまで残してくれたと思う。また言ってしまうが、決してモニュメント的なものではなく自然の形で。当然ながら撤去しようと思えば余裕で出来たはず。関係者の皆様、ありがとうございます!


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集落から駅に向かうにはご覧の階段を登ってくることになる。かつて某書籍で見たことあるが、確か小さな待合室からこの階段につながっていたはず。こじんまりとした待合室であったはずであるが、もちろん現在は無い。

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本来、この駅に車で来るには旧道と思われる道からご覧の坂道を登って来ることになろう。駅は新たに造られた新道上にある。

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そしてその新道上にある町田から肥後小国方を臨む。ご覧の歩道がかつて宮原線の路盤であったと思われるが、この道路を車で走っているだけでも現役当時の宮原線の沿線風景を想像できるのが素晴らしい!


さて、今回訪問した「元祖」町田駅であるが・・・実に保存状態が良い!かつて宮原線であった場所は道路に転用されているが、そんな中でもこの町田は、その道路拡張工事でその存続が危ぶまれた感があった。しかし訪問してみると・・・ホームはともかく、駅名標もしっかりと国鉄時代のまま手付かずで現存していた!もちろんモニュメント的なものではなく自然の形で。当然ながら撤去しようと思えば簡単に出来たはず。だが、あえてそのまま残したのであろう。下手にモニュメント的にするより、むしろ自然のまま残すのがかえって難しいかも知れないが、この町田では見事にそれが実行されているような感じだ。私の訪問時はナビでしっかりと情報を登録したが見つけられず一度は通過してしまった。しかし引き返すとそこにはしっかりと現在の姿で私を待っていてくれたのだ。私がブログで表現するよりも、実際に皆様の目で確認した方が、もちろんその感動は大きなものとなろう。道路拡張工事があったにも関わらずここまで遺構が残っているのはある意味スゴい!


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コメント

町田といえば・・・

いやぁ〜これは大したものですね。
前回の才田駅もそうですが(鉄的に)良い状態で残っていることに驚きです。
(西寒川もこのくらいのレベルで残しておいて欲しかった)
コメントしたいと思ったことはすべて記事中に書いてあったので割愛しますが、これは訪問したくなる内容でした。

宮原線町田駅の駅名板の写真を見て思い出しましたが、ご存知かと思いますが国鉄横浜線原町田駅の当時の駅名板が南口からほど近いビルの壁面に今でも飾ってありますね。
町田に訪れる際はその存在確認がルーティンになっていますよ。

すんや様

コメントありがとうございます。

「原町田の駅名板が」の件は今初めて知りました!それこそ貴重な物件ですね。タイミングあれば訪問してみましょう。まさか「新原町田」は無いでしょうが・・・

ところで、今回の旧・町田駅の訪問ですが、今回の旅での宿泊先である由布院より訪れた最初の駅でした。行程的には2日目なのですが、今回の旅ではここ町田の訪問は、廃止駅訪問で一番楽しみにしていた場所でした。ただ、私が訪問したのはご覧の通りのバイパス的なメイン道路であったため車を止めるスペースが無く、少々苦労しました。やはり旧道から訪問した方がじっくりと堪能できる事でしょう。

九州にはまだまだ訪問してみたいこうした駅がゴマンとある事でしょう。もちろん既に頭の中には第二弾、第三弾の構想が出来上がっていますが、後は行くタイミングと、そしてなんといっても経済的な部分のクリアですね!!!

旅に行きたい

「町田」のネタがあった事も一因ではありますが、今回のシリーズは鉄旅の違った魅力を感じる、そして九州訪問の動機付けに十分な魅力を持っている記事ですね。
しばらくは遠出ができない環境なので自分の足で訪問するのは先になりそうですが、それまではこちらのブログで旅した気分に浸ろうと思います。
(増毛への訪問も叶いそうになく残念です)

ちなみに原町田の駅名板ですが、町田駅南口を出て左へ300mほど行くと境橋手前のビルの壁に貼り付けてあります。
6年くらい前に撮った写真ですがどうぞ。
http://blog-imgs-86.fc2.com/d/i/g/digitize/20160202011114103.jpg

シリーズの続き、楽しみにしています!

すんや様

コメントありがとうございます。

原町田のお写真ありがとうございます!実に懐かしいですね。「原町田」という単語を聞くと横浜線の橋本~八王子間がまだ単線だった頃を思い出します。特に現在の「みなみの」付近は現在の姿が想像できないくらい山深い雰囲気で、それこそ北海道のローカル線的な風景でした。

ところで、今回のシリーズを評価していただいてとても光栄です。今後の展開を少々種明かしすると、宮原線訪問の後は熊本よりフェリーで島原へ渡り、島原鉄道の廃線区間を訪問しました。ハッキリ言ってレールを敷けば今すぐにでも営業できるんじゃねぇ?と言えるくらいの保存状態で、もっと時間を取ればよかったと思ってしまうくらい素晴らしい内容でした。廃止になってしまったのは実に残念ですが「ここに鉄道の歴史があったんだよ」というひとつの証としては申し分無いくらいにアピールしてきます。

今回のシリーズはかなり長くなりそうですが、今後もお付き合いいただければ幸いです。

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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