よろしく哀愁。よろしく九州⑧ 西有家
2016-02-25

島原と言えば「そうめん」が有名処であるが、その名産を最もアピールしていたのがここ西有家であろう。と言っても現在列車はやって来ないのが残念である。だが、現在も「活きている」っぽい印象を受け、なんというか「地元密着」的な生き様を見せつけられた感じであった。今回私は列車での訪問では当然ないため、列車以外、つまりレンタカーにての訪問であったが、なんというか、その西有家に着くまでもがドラマであった。やはり列車訪問ではわからない、その駅周辺の、いわゆる「なぜそこに駅があるのか」的な事がなんとなく理解できるような気がした。もちろん、今回の旅はそれが最大の目的でもあった。西有家は国道から一本脇道に入ると駅が現れるが、駅の駐輪場には地元の軽自動車が停泊していたのが印象的であった。それより今回の旅では、自身が入力したカーナビへの情報がものすごく正確であることにとても感心してしまうくらい自身の評価を高める結果となってしまった。なんてブログで公開することではないが、それくらいピタリとハマってしまったのであるから公開したくなってしまう。全く私事であるが、とにかくそんな状況の中の廃線跡巡りであった。

普通に駅であるような空間であるが、実際問題列車はやって来ない。それはホームに行くと更に納得する。





一面一線の駅では、もう列車がやって来ない理由が一目瞭然で解かる。であるが、駅舎には列車が来ない旨の案内がなかった気がする。もちろん利用者は地元民がほぼ9割9分9厘9毛を占めていたであろうがため、その旨は熟知している事であろう。

解りづらいかも知れないが、手前の道路には以前踏切があったと思われるが、更に奥には踏切が今も健在であった。

軽自動車が停車している場所はかつて駐輪場であった。が、現在は付近に住まれる方のガレージに変身してしまったのであろうか。失礼ながら、私も一時止めさせていただいたが・・・
島原鉄道末端区間は普賢岳の災害より復旧以来利用者が減少していったと聞く。恐らく、鉄道が不通の間に学校などが独自でスクールバスを運転していたものが復旧後もそのまま継続しているとか、マイカーなどが更に活用されるようになったとか色々理由はあろう。そしてモータリゼーションなど、全国の鉄道会社が抱えている問題がそのまま形となって現れてしまった部分もあろう。かつては博多まで直通列車があった島原鉄道であるが、現在では廃止から逃れられた既存区間も利用者が減少していると聞く。私たちの住む日本という国は、世界的な目で見ても鉄道路線網が発達している希な国である。この文化を少しでも多く後世に残していきたいという気持ちになってしまう今回の旅である。が、まだまだ私の旅は続く・・・

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