よろしく哀愁。よろしく九州⑯ 厳木
2016-03-28

「きうらぎ」ではなく「きゅうらぎ」と読むこの駅であるが、実は今回この駅の訪問が決定したのはこの旅に出る一週間前くらいであった。職場の同僚と休憩室で話ていた時、偶然にも九州出身と聞いた。そしてその場所が隣の多久であったのだ。そもそも唐津線の駅訪問は予定していなかったのであるが、この同僚と話をしているうちに突然訪問意欲が湧いてしまった。という事で、なんとか時間をやりくりし無理やり(でもないが)訪問を決定した。とは言え、もし予定していなくてもこの厳木駅前は通るはずだったので、どちらにしても駅舎を見た途端に急遽寄りたくなっていたであろう。
ところで、今述べたようにここ厳木駅は立派な駅舎がある。正直言って私はこの厳木に関しては事前知識を装備していなかったため、いい意味で裏切られた感じであった。そして駅構内にはSL時代の面影もあり地味に名所気分を味わえる雰囲気である。ウィキで利用者を調べてみたら500人アンダーでほぼ安定しているのである意味安心材料である。が、駅周辺は河原が迫っていて地形的に集落がある雰囲気は感じなかったが、私が気付かなかっただけであろう。とは言え、付近には道の駅や厳木ダムもあり観光要素も揃っている感があった。それよりなにより私にとっては「駅舎」が最大の観光要素となってしまったが・・・


駅前には「平成的」なバスストップがある。そして駅前は意外に整備されている。もちろんそれは近年の出来事であろうが。


そしていよいよ駅舎へ。やはり訪問を決めてよかったと思う。昔ながらの姿は心休まる癒しの空間だ。

もちろん近年のものであろうが、いや、昔からあるものかも知れないが、ひと文字ひと文字に力強さを感じずにいられない。




私の家に「はなれ」としてこんな空間があったら、ここに篭って旅計画などを考えながら一日中時刻表を見て過ごすのも楽しいであろう。



そしてホームへ。唐津線の初訪は1983年3月であるが、当時は全くのノーマークであった。というより、当時中学生であった私がこの駅の魅力がわかったらかなりの強者(つわもの)であったろう。そう、ここは「大人の魅力」がたっぷりの駅だ。


そして「アレ」の存在が大きい。某BS局のTV番組「ローカル線聞き込み~」的な番組ならきっと名所登録されている事であろう。

という事で「安らぎの空間」を後にし、次の「名所登録」に向かうことにした。

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