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鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

サマーアクションシリーズ・1983年東北の旅。もっと細かくリメイク版⑧

大船渡線で17時02分に一ノ関に着いた私は、17時53分発の快速「くりこま」に乗り北上に向かう。やや待ち時間もあるためキオスクでパンなどの「夕飯」を買い込む。そう、あくまで「キオスク」であり「ニューデイズ」ではない。なんとなく懐かしい感じもするが、たしか当時はキオスクで「冷凍みかん」なども売っていたはずだ。今でも駅で冷凍みかんは売っているのであろうか・・・
当時は旧型客車が主流の東北本線普通列車陣であるが、かつて急行であった快速「くりこま」は交流型の電車なので何となく違和感。というより昼間の急行列車が激減し、代わりにこうした快速列車充てられるようになった。新幹線停車駅以外の対応策であろうが、快速だとなんだか乗ってても優越感が無い。

余談だが、山陽新幹線が全通して間もない頃は小倉~博多間の速達列車がほぼ新幹線のみしかなく、在来線は普通列車ばかりだった印象だ。確かに門司港発の「有明」とかあったが運転本数が少なく途中駅は不便であったろう。当時の鉄道誌に読者投稿欄みたいなコーナーがあり、この件に関して、特に快速列車があると便利みたいな意見が多く寄せられていた。だが国鉄側の回答は「新幹線を利用してください」であった。つまりなんとか新幹線に乗せる事が国鉄側の思惑だったのだ。だが、そんな事は当時中学生だった私にも怠慢な考えとわかる。途中駅はどうなるんだ❗と声を大にして同調した。小倉から乗る人は博多だけが行き先じゃないよと、素人でもわかる事を国鉄は頑なに受け入れなかった。現在のように在来線のダイヤが充実したのはJR化後だった記憶だ。もちろん競合区間は運営会社が違うということもあるが、かなりのデットヒート度で列車が充実している。それを思うと東北新幹線開通後に並走する在来線に快速が運転されているということは、それだけでもラッキーなのかも知れない。

話が逸れてしまったが、せっかく「ワイド」なのだから特急や急行に乗りたかった。東北・上越新幹線開業で急行列車や夜行列車そして特急列車までもが一気に整理されたので、特に新幹線と重複する区間は特急はおろか、急行もない。だったら「ワイド」で新幹線もOKなルールにしてくれよなぁと言いたくなるが仕方がない。今回は許そう・・・って何を許すのかは分からないが、北上に18時28分に着く頃には辺りは黄昏気味ていた。

DSCF9543.jpg
後年に訪問した陸中川尻改めほっとゆだ。1983年当時は夜の訪問であったので景色などほとんど見れず、更に当時は「睡眠タイム」となっていたので記憶がない!もちろん制覇したという記録はあるが、再訪したのは既に21世紀を迎え、経営母体も国鉄からJRに変更になった。

そして北上で19時15分発の北上線に乗り換えるが・・・またもや待ち時間がある。そして眠い。この後私は記録上、確かに北上線に乗り横手に20時28分に到着しているが、またもや夢の世界に誘われていたようだ。例のごとく20時25分頃に目が覚めてしっかりと横手のホームに誰に起こされる訳でもなく二本の足をついているわけだから大したものだ。そんな北上線を、私は2014年1月に再訪した。それは「ほっとゆだ」で温泉に浸かるためであった。1983年当時は陸中川尻と称し、全く何の特徴的なものは感じられなかったのでノーマークであった。しかも熟睡していたのだから私もさぞかし大者であろう。中学生とは、何を考えているのかわからない。

Yokotemukasi.jpg
これですよ、これ。画像はウィキペディアから借用させていただいたが、これがかつての横手駅。一番線ホームと直結していた駅舎はまさに「国鉄式」であった。近年ではこうした地方の要衝駅の風景が見られなくなって寂しいが、やはり駅はその街の顔。機能的になってこそ、という思いもある。

さて、横手からは今夜の宿となる臨時急行「おが」に乗る。これは既に最初から計画に組み込まれているわけであるので問題ないが、既にもう事情はわかっているので「おが」に乗るのが楽しみになっていた。そう、20系の「自由席」にお世話になることだ。だが横手に着いたのが20時48分、急行「おが」の出発は22時13分と、1時間以上も待ち時間がある。そろそろ頭も痒くなってきた頃だし銭湯でも頂くか。だが銭湯に行くには時間的にギリギリか、下手したら間に合わない。風呂計画は断念し、今夜の「宿」を待つ事にした。当時の横手はまだ駅舎が地上にあり、一番線が駅舎に接する典型的な「国鉄型駅」となっていたが、現在は橋上化され立派になったが、更に地域のコミュニティセンターのような組織も入居して地域との結び付きも一層強くなったようだ。
oga.jpg
急行「おが」はオール20系でB寝台の一部を「自由席」として開放していた。ある意味余剰車両のいい使い方かも知れないが、我々にしてみたら思いがけない「サービス」となる。画像は「日本の旅・鉄道見聞録」様提供。

急行「おが」に乗り福島で折り返し急行「津軽」に乗り山形に戻ってくるつもりであったが・・・既に急行「おが」の事情を知っている私は当然ながらB寝台へ向かう。乗客は疎らでなんと寝台ワンボックス占拠した!つまり6名分の座席を、というより寝台をひとりでゲッツ!とはちょっと古いが、照明は落とされ既に寝台モード。かなり贅沢な「自由席」であった。そんな喜びを胸いっぱいに抱き締めた私は、なんと山形に0時55分に下車してしまった。なぜもったいない事をしたんだろう・・・と思われるかも知れないが、実はあまりに快適すぎて福島から先に行ってしまうのではないか、つまり乗り過ごしてしまうのではないかという危機感が私を襲ったからだ。ならば山形で降りてしまおう。そして左沢線の始発を待とう。そう決意したのであった。イコール「駅寝」という事になる。
あれだけ駅寝を嫌っていた私が全くの計画外で駅寝をする・・・まぁ、ある意味いい経験になったが、今の私なら恐らく寝過ごして予定が狂っても構わないから福島まで行ってしまおう、となるであろう。しかも当時は夏休みの真っ最中。時間はいくらでもあったし切符の有効期限も二日間余裕があった。だからできたはずであるが、そこまでの余裕や知識が当時は無かった。当時は中学生だし、きっちり計画通り事が進まないと先々不安になる。というか、最終日には寝台特急「はくつる」の寝台券を押さえていたのでどうしても乗らなければならない。いや、当時はそう思い込んでいて、「乗車変更」というのが頭に無かった。やはり経験やある程度の知識は必要であると後から感じた。だが逆にこの旅を経験したからこそ得たものも大きい。「今の私なら」的な考えができるのも数々の旅を経験してきたからこそであろう。もちろん正しいか間違いかは別にして、考え方の選択肢が多いという事はある意味幸せな事。旅に限らず人生においてもこういう事って必要かもしれない。とはちょっとオーバーな表現かも知れないが・・・


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コメント

ダイヤモンド☆トナカイ様

そうそう、ワイドやミニを使っていると、やたら急行に乗りたくなりましたね(汗)
東海道も新幹線ではなく、東海やごてんばとか(汗)
旧客のない路線は、特に・・・
旧客で思い出したんですが、ダイヤモンド☆トナカイさんは、当時すでに特撮やアニメからご卒業されていたかもしれないですが・・・
我々が小学生時代、銀河鉄道999なるアニメがありまして、そのエンディングで鉄郎が旧客の座席に横になり、その向かいにメーテルが座っているシーンが印象に残っています。
実際、我々が国鉄乗りつぶしを開始した中学生だと、あのような寝方は体格的に不可能なんですが、なぜか旧客夜行と聞くと、あのシーンを思いだすんですよね・・・

にわか者様

コメントありがとうございます。

「東海」「ごてんば」は懐かしいですね。私の場合、下田に親戚がいるのでよく「伊豆」で下田まで行きました。「伊豆」は153系、「東海」は165系のイメージか強いですが、残念ながら「あまぎ」には乗車できませんでした。

「銀河鉄道999」は懐かしいですね。もし「ワイド」が使えるのなら乗ってみたいです!もちろん鉄郎的な態勢で・・・

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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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