三江線への挑戦① 江津本町
2016-08-05

夢か現か幻か・・・起点の江津からひとつとなりのある江津本町。駅名からして周囲は繁華街と勘違いしそうであるが、実際に訪問してみると付近には何も無い。という言い方は実際には正しくないが、正確には自然の営みしか確認できないとでも言おうか。起点からひとつ目の駅でいきなり「秘境」とは何とも三江線らしいではないか。しかも江津側ではトンネルが口を開けている。正直この駅の訪問はどうしようかと考えたが「三江線全駅制覇」を掲げた以上、手を抜くわけにはいかない。それが幸いしたか、実に驚きの発見であった。こんな言い方クレームきそうであるが、下手な秘境駅を訪問するよりここ江津本町を訪問するのが絶対に100万倍いいと思う。
ちょっとウィキで調べたら、なんと利用者ゼロをここ近年で更新中だそうだ。これって非常に複雑な気持ちになるが、実際に訪問してみるとマジで人気(ひとけ)がない・・・というより、私の訪問時は7時15分くらいであったので、通勤中と思われる車が一台駅前に停車し自販機で飲料を購入。そして即座にその場を去った。そう、この地域において鉄道とは通勤手段ではないようだ。

(写真奥には通勤途中の方が自販機で何かの飲料を求めている姿が確認できる。というより、こんな場所に自販機がある事自体だ摩訶不思議ではなかろうか。)
で、早速駅に入ったが、実に江の川の眺めが素晴らしい!駅としての機能だけではもったいないロケーションである。映画とか「月9」などのドラマで使えそうな、なんというか船越や片平あたりも絶賛しそうな景色である。私はいつも思うが、一般的な「旅」とは温泉に浸かり有名な観光地を回る。そして○○博物館とか○○美術館など、あまり興味が無いが、とりあえず行ってみる・・・みたいな観光を、果たして本当に楽しいのであろうか?私的にはこうして江津本町のような「サプライズ」がある旅の方が100万倍楽しいと思うし、実際に自身が行こうと計画をして行くのであるから訪問していて実に楽しいし訪問し甲斐がある。これこそ私の「観光」であるし旅であると思う。絶対にガイドマップには載っていない実にマニアックな旅であるが、やはり旅は楽しくなければ行く意味がない。旅行とは「旅」に「行く」と書く。この江津本町訪問は、まさに正統派の「旅行」である!!
私は「国内旅行業務取扱管理者」という資格を保有しているが、もし私が旅行代理店の従業員として、お客様にこうした駅の訪問を勧めたら、多分私の仕事はなくなってしまうであろう。ましてや「これが本当の観光ですよ!」などと言ったら店長などからウエスタンラリアットが飛んでくるかも知れない・・・

では早速入ってみる。手書き風の駅名表示がなかなかいぶし銀的存在だ。こんな素敵な駅が「利用者ゼロ」とは何とももったいない。




ご覧の通り、完全に秘境駅というカテゴリーで括ってもいいくらいのロケーションだ。とは言え、起点の江津からなんとひと駅目である!


ど~ですか、このロケーション。やはり秘境駅度NO.1的であろう。というよりジグソーやドラマのロケ等で使えそうな雰囲気。というより私の訪問時は朝一番!いきなり清々しい気持ちになり次の駅を目指す。だが、そこではとんでもない事が待っていた・・・

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コメント
ダイヤモンド☆トナカイ様
にわか者様
いつもコメントありがとうございます
> 中学時代に小学館から『全線全駅鉄道の旅』という本が発売されたのですが、持っていらっしゃるでしょうか?
残念ながら所有しておりませんが、東京は神保町にあった「篠原書店」という古本屋ではよく見かけましたし、全巻揃っていくらとかで売っていましたので印象に残っていますが未だ購入のチャンスはありません。
> ダイヤモンド☆トナカイさんには、平成に発刊された『JR・私鉄全線各駅停車』の方がオススメでしょうか?
> これはJRと私鉄全線の全駅を紹介している本です。
> もしかして、持っていらっしゃいますか???
ご意見のある書籍は全て所有しております。またその原型となった昭和に発行された「国鉄全線各駅停車」も全巻所有しております。以前にブログにて紹介しておりますので参考に(三江に?)なさってください。
http://4190koawazay.blog.fc2.com/blog-entry-537.html
この「国鉄~」は、美幸線や添田線などいわゆる「83線区」が現役時代に発行されたので、これらの路線は全て掲載されています。という事で現在では大変貴重な資料となっています。そして利用者など両者で比較してみると非常にある変化が顕著に確認できるので両方所有していればまた違った価値観が出てきて面白いです。機会がありましたら是非ご覧下さい。
> 中学時代に小学館から『全線全駅鉄道の旅』という本が発売されたのですが、持っていらっしゃるでしょうか?
残念ながら所有しておりませんが、東京は神保町にあった「篠原書店」という古本屋ではよく見かけましたし、全巻揃っていくらとかで売っていましたので印象に残っていますが未だ購入のチャンスはありません。
> ダイヤモンド☆トナカイさんには、平成に発刊された『JR・私鉄全線各駅停車』の方がオススメでしょうか?
> これはJRと私鉄全線の全駅を紹介している本です。
> もしかして、持っていらっしゃいますか???
ご意見のある書籍は全て所有しております。またその原型となった昭和に発行された「国鉄全線各駅停車」も全巻所有しております。以前にブログにて紹介しておりますので参考に(三江に?)なさってください。
http://4190koawazay.blog.fc2.com/blog-entry-537.html
この「国鉄~」は、美幸線や添田線などいわゆる「83線区」が現役時代に発行されたので、これらの路線は全て掲載されています。という事で現在では大変貴重な資料となっています。そして利用者など両者で比較してみると非常にある変化が顕著に確認できるので両方所有していればまた違った価値観が出てきて面白いです。機会がありましたら是非ご覧下さい。
近くに
こんばんは。
ご無沙汰しております。
三江線全駅訪問ですか~。
すでに達成した者として、成行き楽しみにしております。
↓全駅達成記念(だいぶ昔ですが・・・)
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-252.html
江津本町は、一見周りには全く家がなさそうですが、200mほど江津方面に戻れば、人家が密集した町がありますよ。
まあ、人気がないのは確かなんですが。
桜の時期には一際風情のある駅です。
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-497.html
曼珠沙華が咲くころも悪くない場所ですね。
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-319.html
ご無沙汰しております。
三江線全駅訪問ですか~。
すでに達成した者として、成行き楽しみにしております。
↓全駅達成記念(だいぶ昔ですが・・・)
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-252.html
江津本町は、一見周りには全く家がなさそうですが、200mほど江津方面に戻れば、人家が密集した町がありますよ。
まあ、人気がないのは確かなんですが。
桜の時期には一際風情のある駅です。
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-497.html
曼珠沙華が咲くころも悪くない場所ですね。
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-319.html
LM様
コメントありがとうございます。
LMさん、やはり三江線は全駅達成しておりましたか。LMさんのブログについてはかなり詳細に確認させていただいたつもりですが、まだまだLMさんのブログには訪問し甲斐がありそうですね。
<江津本町は、一見周りには全く家がなさそうですが、200mほど江津方面に戻れば、人家が密集した町がありますよ。>
とは、まさに私がこの江津本町に着く前に通ってきた道ですね。宿泊先から江津市役所の前を通り集落みたいな場所を通ってきたので「きっとこうした人間の営みを感じるところに駅はあるんだろうな」と思いながらハンドルを切っていました。もちろん事前に地図などで確認しているということもあるので尚更です。が・・・ナビが「まもなく目的地です」とアナウンスしたにも関わらずそれらしき設備が見えてこない・・・一瞬不安になりましたが、集落的な空間からまっすぐ道なりに行き突き当たりのカーブを曲がったところに駅は出現しました。カーブを折れた途端、いきなり別世界とでも言いましょうか、異空間でしたね。
私も機会があれば<桜の時期には>や<曼珠沙華が咲くころ>などに再訪するもの悪くないですね。
LMさん、やはり三江線は全駅達成しておりましたか。LMさんのブログについてはかなり詳細に確認させていただいたつもりですが、まだまだLMさんのブログには訪問し甲斐がありそうですね。
<江津本町は、一見周りには全く家がなさそうですが、200mほど江津方面に戻れば、人家が密集した町がありますよ。>
とは、まさに私がこの江津本町に着く前に通ってきた道ですね。宿泊先から江津市役所の前を通り集落みたいな場所を通ってきたので「きっとこうした人間の営みを感じるところに駅はあるんだろうな」と思いながらハンドルを切っていました。もちろん事前に地図などで確認しているということもあるので尚更です。が・・・ナビが「まもなく目的地です」とアナウンスしたにも関わらずそれらしき設備が見えてこない・・・一瞬不安になりましたが、集落的な空間からまっすぐ道なりに行き突き当たりのカーブを曲がったところに駅は出現しました。カーブを折れた途端、いきなり別世界とでも言いましょうか、異空間でしたね。
私も機会があれば<桜の時期には>や<曼珠沙華が咲くころ>などに再訪するもの悪くないですね。
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私はこれをバイブルとして、国鉄全線の乗り潰しの旅を楽しみました(^O^)
ちなみに三江線は第7巻北陸・山陰2000キロに紹介されておりますね。
内容的には、たった3ページですが…
ダイヤモンド☆トナカイさんには、平成に発刊された『JR・私鉄全線各駅停車』の方がオススメでしょうか?
これはJRと私鉄全線の全駅を紹介している本です。
もしかして、持っていらっしゃいますか???