三江線への挑戦③ 川平

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さて、この三江線の駅紹介も今回で3駅目を迎えた。江津を出てすぐに秘境的なモードであったが、今回紹介する川平でようやく駅の周りに集落があるパターンにたどり着いた。これこそ駅らしいが、次に紹介する川戸に比べたら若干コンパクトな印象である。しかしながらこうした風景を見るとなんとなくホッとする。というか、私は秘境駅訪問家ではないし、基本的に鉄道とは公共交通機関であるからこうした集落の場所に駅が無いと経営として成り立たないであろう。であるが、当然ながら集落に駅があっても利用者がいなければ意味がない。そこでちょっとウィキを覗いてみたら定期的な利用者がしっかりいるではないか!と言ってもひと桁くらいでここ近年推移しているのはこの三江線の当たり前風景か・・・

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(命懸けの訪問であった千金よりご覧の道路で川平に向かう。江の川に寄り添うように、三江線にも寄り添う。実に素晴らしいロケーションであるが、これから先では「幅員減少」が待っている。そしてサワガニなどが何匹も道を横切る!)

私の訪問時には、ちょうど列車が到着する時刻に当たったが、なんとその一部を構成する利用者の姿が!これは実に素晴らしい風景である。いや、首都圏に住んでいる私にとってみればこの三江線の風景は実に非常識ほかならない。基本的に私たちが列車を利用する場合、例えば朝などは座席確保に命をかける思いで列を作る。そして乗客の9割9分9厘9毛くらいの方はスマホを操作するかウォークマン等で音楽を楽しんでいる風景が当たり前だ(のクラッカー・・・とは、今は言わないか)。もちろん読書をする人の姿も見かけるが、やはり小田急線のそれと三江線のそれでは過ごし方がかなり違うであろう。もちろん同じ事をしていての事であるが。

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(そして集落に入ると駅がその中心にある。こうした建造物を見ると心が洗われる思いだ。いっその事、石見銀山よりもこちらを「世界遺産」に登録した方がいいのでは?直談判するなら今でしょう!)

ところで現在でも「ウォークマン」てあるのであろうか?最近はあまり聞かなくなった単語であるが、私の知っているウォークマンはカセットテープを使用するタイプでかなり大型な物であった。もちろん当時は「世界最小」みたいなキャッチフレーズがあったような気もしたが、今ではジッポライターくらいの大きさのやつを皆持っている。あれってウォークマンて言うのであろうか。私は全くそういう系は音痴であるためお知らせ頂ければ幸いである。

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(そしてこちらが駅前風景。小さいながらも集落を形成しているのがわかる。)

などと話がそれてしまったが、本来のブログの主題に戻ってみよう。川平はかつて交換設備があった名残が今でもしっかりとみられる。レールは剥がされているがホームや駅名標は健在で、レールを敷き直せば当然ながら列車交換が出来そうなほどの保存具合だ。そしてかつての「三江北線」時代には駅員がいたかも知れない立派な駅舎が我々を迎えてくれる。木造駅舎を見かけると無意識に反応してしまうのは我々レールファンの性(さが)であろうが、やはりこうした由緒正しい駅はいつ見ても心が洗われる思いだ。

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では早速駅舎の中へ。ご覧頂いてわかると思うが、昭和の時代には駅員の影があった事であろう面影が伝わってくる。窓口がふたつあるもの昭和の風景だ。


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そして駅構内へ。ご覧の通りしっかりと交換設備の名残が確認出来る。というより、レールを敷けばすぐにでも復活出来そうな雰囲気だ。


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そして偶然にも1日に数本しかお目にかかれない列車が到着!なんと1両編成だ。首都圏在住の方には信じられないかも知れないが、地方の列車は1両編成が日常である。


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なんと川平では乗客が!これこそ駅、そして三江線の存在理由だ。当然ながら次の千金で下車するような雰囲気ではなかったが、江津市内の病院か、はたまたパートタイムの勤め先か・・・いずれにしても大変に貴重な利用者である。


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おわかりいただけたであろうか。かつての交換設備的名残である事を。日本全国どこにでもある風景であるが、私は咄嗟に北海道は夕張線(とは現在は言わないか・・・正確には石勝線)の鹿ノ谷辺りが頭によぎった。いずれ廃止されるのであるから使われなくなったホームなどはその時に取り壊せばいい、とでもいうのであろうか・・・



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ダイヤモンド☆トナカイ様

おわかりいただけたことと思う(^_^;)
昨夜、散々流れていたフレーズが、ここでもはっきりと確認できる( ̄○ ̄;)
まさかダイヤモンド☆トナカイさんは、呪いの何とかにとりつかれたとでも言うのだろうか…

冗談はさておき、駅の雰囲気がいいですね(^O^)
これで駅員が配置されていれば…
国鉄を乗り潰していた青春時代?を彷彿させる情景ですね(*^o^*)

にわか者様

コメントありがとうございます。

やはりこうした由緒正しい昭和の風景は、私たちの若かりし頃の思い出がいっぱい詰まっていますね。それこそ私たちが「いい旅チャレンジ20000km」時代にこうした場所を散々回っていましたが、それって当時は当たり前の風景でしたね。ですが、逆に今は貴重なものへと変化しています。

最近では各々の主要駅が高架化され一般の利用者は大変便利になり利用しやすくなったと思いますが、私たちにとってみたらなんとなく複雑ですね。例えば地上時代の姿を知っている宮崎、出雲市、帯広など数えたらキリがありませんが、例えば米子みたいに昔のままの姿を見つけると心の中で「行くぞ!」と青春の握りこぶしをしてしまいます。

という事で、これからもずっとこういった風景を残してもらいたい、とでも言うのだろうか・・・
プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
創設:1969.03.09
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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