汐見橋の風格(リメイク版)

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「関西の私鉄」は、私にとって不得手であった、理由は単純だ。関西方面に住んだことが無く、親戚も居ないなど接点が全く無いためだ。したがって阪神や南海などの名前は知っているがどこからどこまで走ってるか殆んど分からなかった。しかし23年ものブランクを乗り越え再び乗り潰しを目指すに当たって、どうしても乗り越えなければならない壁であった。そんな思いを吹っ切ろうと関西私鉄の乗り潰しの旅を計画、早速実行に取り掛かった。しかも時代は移り変わり「スルッとKANSAI」なるフリー切符も登場し、格安で乗り潰しが出来るようになった。ちなみに「スルッとKANSAI」を簡単に紹介しておくと、関西地区の私鉄で「スルッとKANSAI」加盟会社の指定路線乗り放題の切符だ。詳細は割愛するが、とにかく関西に行くなら「スルッとKANSAI」と言う位に私は気に入ってしまった。ついに2008年10月15日~17日の日程で関西に冒険に出た。詳細はリンクページより参照していただいて、この旅でとても印象深かったのが「汐見橋」である。

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汐見橋とは南海電気鉄道の高野線(現在は、高野線は分断され、汐見橋~岸里玉出は通称汐見橋線)の起点駅でもある。私は、宿泊先の阿波座から地下鉄で桜川まで行き、若干徒歩にて汐見橋に向かった。両者は近隣にあるのだが乗り換え駅としての案内はしていない。駅に降りると小さく「南海・汐見橋」の案内表が若干スモールに表示されていた。広い道路の横断歩道を渡り切るとなにやら古臭い建物が見えてきた。それこそ「汐見橋」である。

もともと高野鉄道の大阪側のターミナル「道頓堀」として開業したが、南海と合併時に現駅名に改称、現在に至ってる。駅舎の佇まいは、おそらく開業当時のままであろう風格が漂い、路線案内表も古い書体で塗装がひび割れながら役目を果たしていた。恐らく南海と合併当時のものであろう。駅構内を見渡すと、やはり開業当時の面影を残しつつ「現在」を生きている。隣には、有名カー用品店が軒を構えていたが、恐らくその土地にはかつて線路が沢山敷かれ、側線が何本もあったであろう。そう考えればその不自然なスペースの謎が解ける。現在は旅客営業のみとなってしまったが、私の行った時間は通勤時間の真っ只中。しかしホームには人影は数えるほどしかなく、本当に大阪の中心街かと錯覚を起こす程ひっそりしている。だが近い将来、汐見橋と地下鉄がドッキングしてこの駅は「途中駅」となる予定だ。もしそうなれば、恐らく「ラピート」もここを通り新大阪まで行くようになるであろう。そうなれば、長距離客のラピート利用が大いに期待される。しかし、当然ながら現汐見橋駅は完全に改良され、面目を一新するであろう。

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昔からの駅舎やホームの取り壊しされるのは寂しい限りであるが、路線が盛栄し再生されればこれほど嬉しい事は無い。現在は輸送力過剰の複線区間を単線にせず、短編成の列車を往復させ生き残らせてる意味がここにあった。私は岸里玉出より天下茶屋に向かいラピートで岸和田に向った。「スーパーシート」と呼ばれる、JRで言う「グリーン車」である。確かに優雅なひと時であったが、ハッキリ言って「貸切」であった。つまり関空アクセスは、新幹線からの乗り換えに便利なJR「はるか」が「はるかに」軍配が上がっているということである。汐見橋のあの風格が、近い将来なくなってしまうのは残念であるが、南海の社運を賭けたプロジェクトに大いに賛同し応援の思いを寄せる私の心は、岸和田のホームで遠ざかる「ラピートβ」を見つめながら汐見橋を通過するラピートの姿を頭の中で描いていた。


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ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

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