三江線への挑戦⑬ 石見簗瀬
2016-09-22

既に「リバプールの風」となる事が決定した三江線であるが、今頃はその勇姿の最期を見ようと多くのレールファンが集結している事であろう。そして列車交換できる駅も一足早く交換設備が外された駅が多く、それこそギリギリ最低限の経費で運営している姿を垣間見る事ができるが、それでも路線を抹消してしまうしか選択肢が無いのは実に寂しい。そしてここ石見簗瀬も交換設備が外された駅のひとつであるが、ウィキで確認したところ、交換設備がなくなったのは1999年だったから既に17年が経過している事になる。にしては随分とつい最近の出来事のようにバラストが現役的な色をしていた。そして草刈等のメンテナンスもしっかりされており、とても近い将来の事象など、ある意味考えられない風景であった。そしてこの駅の特徴は立派な駅舎がある事。そして国鉄時代の島式ホーム特有の風景を見る事ができる。もちろん片側に線路は無いが、それ以外は駅員がいそうな風景が展開されている。当たり前の話ではあるが、列車できた時には気付かなかった風景が、列車以外で訪問して初めて気付く鉄道風景は実に新鮮。現役時代を堪能するなら今でしょう!

どーですか、この素晴らしき風景。これぞ駅舎の「基本」ですねっ!





早速駅舎へ。ご覧の通り、完全に人の気配がするが、ここにいるのは私のみである。住みたい!とは言わないが、何というか「別荘」ならいいかなという素敵な物件。

本当に個人的な感性であり個人的な意見であるが、この風景、非電化時代の相模線・倉見駅にかなりそっくりである。





おわかりいただけた事と思う。島式ホームの片側は完全にレールが剥がされているが、その跡地が実に現役度的な何かを感じる事ができる。つい最近までレールがあったのであろうと思ってしまうほどの風景。いや、実際にあったのであろう・・・

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