「本線」という名の元に② 秩父別
2017-09-20

以外にもそれなりの繁華街に位置する秩父別は、すぐそばに道の駅があり住宅的な人の気配も絶えないため、それなりの利用者はあると思われる。実際に、駅前には自転車が多数主(あるじ)の帰りを待っていた。
だがその空間は、時空を超え、相対性理論さえも寄せ付けない「鉄道」という魔術に染められた「駅」という名のパラダイスでもあった。決して近代的とは言えない華奢な駅舎は、特に冬季の時間帯には利用者にとって非常に心強い存在であったろう。時代は変われど常に我々を優しく包んでくれる・・・そんな存在なのではなかろうか。特に最近では留萌本線の今後の行方がかなりハッキリと示されてしまった今、その存在は貴重なものになってしまったのは言うまでもない。だが、その貴重な存在も体験出来るのは今のうちだ。
であるが、そんな事を考えるとますます愛着が沸いてきてしまう秩父別。できれば末永くその存在を誇示していただきたかったが、残念ながら現在の姿での時間もそう長くはない。本当に惚れてしまいそうな秩父別「駅」は、それこそ「初恋の女(ひと)」にも似たような、そんな素敵な空間でもあった。


さて、まずは駅舎より。ご覧の通り利用者がそれなりにあると思われる駅前風景は、恐らく99%くらいの割合で学生が占めている事であろう。



かつては切符売り場、そして手荷物一時預所があったであろう名残が。留萌本線の歴史を感じる風景であろう。何せ「本線」であるのだから・・・





ホームに出てみた。ご覧の通り、かつては列車交換が出来た事がわかる。特に全盛期は貨物の、特に石炭を積んだ列車が頻繁に運転されていた事であろうがため、これから向かう各駅にも列車交換設備があったのだが・・・


駅名は町の名前から取ったものであるが、ウィキによると秩父別とはアイヌ語で「チクシベツ(通路のある川)から転訛したもの」らしい。特に北海道の地名は「ベツ(ペツ=川)」「ナイ=沢」が付く名前が多いのが特徴。ここも例に漏れる事無く。

塗装の仕方ひとつで印象がかなり変わるイメージであろう。今回の取材時の塗装が最終の景色となってしまうのか。

「文明を感じる」とはオーバーかも知れないが、北海道のローカル線を巡っていると何となくそう感じてしまうのは気のせいか・・・

という事で次の駅に向かうが、この駅に来る「次」はもうなくなってしまうのか・・・

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コメント
ダイヤモンド☆トナカイ様
にわか者様
コメントありがとうございます。
ガラケーから閲覧不可とは・・・残念ですね。
ウチの妻もガラケーらくらくホンですが、時代の流れと共にスマートにするみたいです。
と言っても、なんだか日本は新しいもの好きだから「古き良き」を大切にしない風潮があるのはよろしくないですね。
例えば私は経済的に豊かなら「コスモスポーツ」やウルトラセブンに出てくる「ポインター」を自家用車にしたいですね。だけど故障した場合の部品が無い。
日本は古いイコールダサイい的な風潮があるので、私個人としては古いものこそ大事にしたいですし、そういう主義です。
以前に古いレコードをこのブログで紹介しましたが、それこそ象徴と言えると思います。そして私自身、今でもガラケー使ってますし。
とはいえ、そんな状況下でも私のブログをご覧頂いてくださっている事は大変ありがたいと同時に感謝です。これからもよろしくお願いします。
ガラケーから閲覧不可とは・・・残念ですね。
ウチの妻もガラケーらくらくホンですが、時代の流れと共にスマートにするみたいです。
と言っても、なんだか日本は新しいもの好きだから「古き良き」を大切にしない風潮があるのはよろしくないですね。
例えば私は経済的に豊かなら「コスモスポーツ」やウルトラセブンに出てくる「ポインター」を自家用車にしたいですね。だけど故障した場合の部品が無い。
日本は古いイコールダサイい的な風潮があるので、私個人としては古いものこそ大事にしたいですし、そういう主義です。
以前に古いレコードをこのブログで紹介しましたが、それこそ象徴と言えると思います。そして私自身、今でもガラケー使ってますし。
とはいえ、そんな状況下でも私のブログをご覧頂いてくださっている事は大変ありがたいと同時に感謝です。これからもよろしくお願いします。
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が・・・最近は画像がまったく閲覧不能でして・・・
これはキツイです・・・
もうFC2の運営は私に対して、「ダイヤモンド☆トナカイさんのブログは見るな!」とでも言うのだろうか・・・