鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

俺はモグラか?

「君は土合を知っているか?」などと質問されて、鉄道愛好家は十中八九「もちろん」と答えるであろう。それくらい基本知識の駅が、ここ「土合」である。念のために解説しておくと、上越線の「国境越え」付近にある駅で、群馬県の所属であり、下りホームが新清水トンネル内にある。そのトンネル内のホームに地上の駅舎からたどり着くのに約10分位かかるので、利用の際は時間に余裕を持たなければならない。ちなみに地上からホームまでの階段数が462段!と聞く。途中、260段付近に休憩用のベンチがあるらしい、というくらい利用するのに手間がかかる。

img015_convert_20130109174822.jpg

私は2008年3月に訪問した。3月といえば「青春18」が春休みバージョンで販売中である。「18」とは遙か彼方の時代に経験済みだが・・・「18」を使用するのに申し訳ない年齢に達してしまった訳だが、思う存分「青春」してみたい。そんな事を思いながら雪解け間近の「土合」に訪ねてみようと思った。3月というと関東地区ではそろそろ「重いコート脱いで出かけませんか?」という時期であろう。しかしこれから訪問しようとする土合は、スキー場の「メッカ」付近のため、更にもう一枚コートを必要とするくらいの寒さである。
土合行きの行程としては必需品「ムーンライトえちご」で一路新潟へ。折り返し長岡まで行き、上越線に乗り換えて土合に向かった。そうすると朝8時半頃に着く。9時59分発という、何とも微妙な時間に下りに乗り越後湯沢に向かい「ガーラ湯沢」を制覇してから再び上越線で帰郷する予定だ。

img092_convert_20130113184931.jpg

ということで、上り列車で土合に到着した。上りホームは旧線を利用した「地上駅」である。構内はそれなりに本線級の設備がそろっているが、現在は設備が過剰なくらい立派なたたずまいである。変な話「JR」として残っているのが不思議なくらいであるが、どちらかというと「汽車」という名の列車の方がお似合いである。
そして名物の下りホーム。こちらは駅舎からの専用通路より向かう。いきなり階段が始まるわけでなく、若干「スノーシェルター」に覆われた「廊下」を通り、そして階段が始まる。下り始めると、下から冷たい風が吹き上げてくる。するといきなり「ゴーッ」という音がこだまする。そう、貨物列車が通過したのだ。音はしてるがホームが見えない。階段の先は暗闇だ。

img014_convert_20130109173343.jpg

私はその「暗闇」向かい歩き出した。意外と寒さは無い。そもそもなんでこんな時期にこのようなところに来る計画を立てたのであろう?夏に来れば「避暑地」として活用できるではないか。しかし私は「ガーラ湯沢」を制覇しなければならなかった。そのため「ついでに」土合に訪問ということとなったわけだ。
早速長い階段を「下る」。私は2012年10月に「秋吉洞」に行ったが、予備知識が無かったためバスセンターからの訪問となった。そのため「登り」の行動になってしまい観光のはずが登山になってしまった。この土合に関しては当然予備知識があるため「失敗」は無い。しっかりと460段近くを下らせていただいた。
ホームに着いたら当然薄暗い。東京寄りのホームの端に待合室とWCがある。ホームは本線から枝分かれした待避線上にある。そのため通過列車はホームを通らない。現在はホームが拡大され待避線が無くなり本線上にホームがあるらしい。

img013_convert_20130109173204.jpg

一時間半という時間はあっという間に過ぎてしまったが、トンネル内は暖かくは無いが寒くも無い。やがてトンネルの先に一筋の光がこちらに近づいてきた。「ゴーッ」という濁音とともに。何両編成かわからなかったが、乗車したのは私たち御一向のみ。車内では即座に車掌がやってくる。「乗車券拝見」である。18きっぷを丁寧に見せると、何か納得したかのように一礼してその場を去った。
これから私たちは用も無いのに「ガーラ湯沢」に向かう。越後湯沢で待っていたのは定員約1600人の「Max」であった。ガーラ湯沢に着いたら隣ホームの「Max」に乗る。なんとも奇妙な行動であるが、こちらはほぼ回送状態である。1600人も乗れる新幹線をわざわざ一駅だけの乗車に使うのも贅沢である。「このまま上野まで行かれたら・・・」の思いがよぎる。しかし、越後湯沢で乗り換えなければならない。我々の前を「ゴーッ」という濁音とともに去っていった新幹線。その濁音はいつしか雪の中へと消えていった。

img093_convert_20130113185020.jpg



にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 日本全国の鉄道へ
にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

冬の土合駅素敵ですね!

土合駅の記事、とても面白いですね(^^)

いつも行きたいけれど「乗り継ぎの壁」に阻まれて(?)断念していましたが、なるほど「ムーンライト」を使う方法に気が付きませんでした。

それでも列車に乗るまでが寒そうですが、ムーンライトと土合駅の誘惑で耐えられそうです。

階段部分が寒くないとの事なので出来れば雪の残る時にいってみたいと思います(^^)


でこすけ様

コメントありがとうございます!

土合は地下駅よりむしろ地上駅の方が風情がありましたよ。私が訪れたとき、駅員無配置の駅舎には外国人の登山客が数名いました。駅前に車を待たせてあり(タクシーではなく友人みたいです)即座に退散してしまいました。

わざわざ寒い時に行かなくても・・・と思ったのですが、ガーラがどうやっても制覇のネックとなっていたため、土合含めの行程となりました。

でこすけさんのコメントの通り、ムーンライトを使えば乗り継ぎは、それほど待ち時間のロスが無く土合に着けるはずです。ついでに「ガーラ」も立ち寄ってみては?

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://4190koawazay.blog.fc2.com/tb.php/75-53a97110

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

最新コメント

最新記事

カテゴリ

管理人のひとりごと (48)
きっぷコレクション (5)
フォトギャラリー (11)
サボ (2)
駅訪問 (43)
新十津川駅 (1)
北海道・廃駅 (4)
北海道・信号場 (4)
かけめぐる青春 (10)
奥津軽 (2)
東成田 (1)
九州駅巡り(廃止駅) (9)
九州駅巡り(現役駅) (3)
第三セクター転換前国鉄時代 (5)
松浦線 (2)
阿仁合線 (3)
SL (3)
快速列車・普通列車 (11)
夜行普通列車 (9)
急行列車 (11)
新幹線 (6)
寝台特急 (16)
583系 (2)
JR特急 (15)
JR九州・特急列車 (3)
ドリームにちりん (2)
ゆふいんの森 (2)
JR北海道・特急 (4)
JR四国アンパンマン特急 (1)
相模線 (17)
西寒川駅 (7)
廃止路線 (57)
留萌本線(留萌~増毛) (8)
士幌線 (5)
ふるさと銀河線 (3)
深名線 (1)
幌内線 (0)
広尾線 (1)
万字線 (1)
天北線 (4)
黒石線 (0)
佐賀線 (1)
大社線 (1)
大畑線 (1)
清水港線 (5)
鹿児島交通 (1)
高砂線 (1)
倉吉線 (1)
矢部線 (1)
ドリーム交通 (1)
赤谷線 (1)
日中線 (1)
白糠線 (2)
十和田観光 (1)
小松島線 (1)
三木線 (1)
鍛冶屋線 (1)
岩泉線 (5)
東武鉄道・熊谷線 (1)
同和鉱業 (3)
下津井電鉄 (3)
一円電車 (1)
フリー切符 (110)
1982年・春<青春18> (5)
1982年・夏<青春18> (6)
1983年・春<青春18> (15)
1984年・夏<青春18> (6)
1983年・夏<東北ワイド周遊券> (5)
1983年・北海道 (5)
2008年・北海道 (7)
2009年・北海道 (10)
スルッとKANSAI① (10)
スルッとKANSAI② (10)
九州制覇①2008年 (9)
九州制覇②2010年 (9)
九州制覇③2011年 (13)
JR北海道 (68)
宗谷本線 (33)
根室本線 (1)
石勝線 (10)
石北本線 (5)
江差線 (1)
釧網本線 (1)
日高本線 (1)
留萌本線 (15)
室蘭本線 (1)
JR東日本 (32)
男鹿線 (2)
湘南新宿ライン (5)
仙山線 (3)
北上線 (3)
磐越東線 (2)
信越本線 (1)
鶴見線 (11)
五能線 (2)
水郡線 (1)
JR東海 (14)
御殿場線 (2)
飯田線 (5)
関西本線 (1)
高山本線 (6)
JR西日本 (92)
姫新線 (1)
呉線 (1)
木次線 (8)
伯備線 (3)
芸備線 (18)
三江線 (35)
美祢線 (2)
山陰本線 (7)
因美線 (3)
可部線 (7)
JR四国 (12)
予讃線 (5)
JR九州 (22)
唐津線・筑肥線 (6)
指宿枕崎線 (2)
日田彦山線 (8)
肥薩線 (3)
日南線 (3)
私鉄東日本 (52)
弘南鉄道 (1)
相模鉄道 (2)
江ノ電 (7)
津軽鉄道 (1)
湘南モノレール (1)
野岩鉄道 (1)
三陸縦断 (7)
長野電鉄 (1)
箱根登山鉄道 (12)
ひたちなか海浜鉄道 (5)
小湊鉄道 (4)
鹿島臨海鉄道 (6)
いすみ鉄道 (4)
私鉄西日本 (84)
大井川鉄道 (6)
長良川鉄道 (1)
岳南電車 (11)
紀州鉄道 (1)
えちぜん鉄道 (0)
三岐鉄道 (1)
島原鉄道 (1)
福井鉄道 (2)
阿佐線 (3)
東海交通事業 (1)
スカイレール (1)
広島電鉄 (1)
天竜浜名湖鉄道 (2)
門司港レトロ観光 (1)
平成筑豊鉄道 (1)
名鉄 (7)
北陸鉄道 (2)
万葉線 (2)
富山地方鉄道 (6)
関西電力黒部見学ルート (3)
近鉄 (5)
富山ライトレール (4)
伊豆急行 (17)
黒部峡谷鉄道 (4)
能勢電鉄 (1)

カウンター

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2Ad

Template by たけやん