「本線」という名の元に⑤ 真布
2017-10-05

かつては「仮の姿」であった真布であるが、現在は仮の姿では無く「駅」として堂々と時刻表に載っている。仮の姿の名残はあるものの、立派な待合室も健在である。やはり北海道特有の気候にはこうした「味方」がいると心強い。都会に住まわれる一般の方にとって「これが駅です」と言われてとても信じられない心境になる事であろう。とは言え、レールファンにとっては見慣れた光景。いかにも北海道らしいと言えば北海道らしい駅でもある。一直線のレールの途中にポツリとあるホームは実に心くすぐる光景であるが、そのホームに足を踏み入れると木独特の重みと温もりを感じずにいられない。グラフィック的にも都会のホームとは明らかに違うが、ある意味人間臭さみたいなものが伝わってくる。
周囲はご覧の通りの風景であるが、季節によってはとても力強い存在に見えてくる事であろう。例え1両編成であっても列車は時間通りにやってくる日本の鉄道風景は世界的にどう映っているのであろうか。

踏切のすぐそばにある真布。木製のスロープが印象的である。



そしてこちらが真布全景。ご覧の通り木一色である。であるが、しっかりメンテされているから安心して利用できる雰囲気。



どうですか、この一直線。かつては全国版の時刻表には顔を出さなかった存在であったのである意味「隠れキャラ」であったが、留萌~深川間は隠れキャラじゃない他の駅ではかつて交換設備があったので、逆に最初から棒線駅である事が「仮の姿」の証であろう。

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コメント
ダイヤモンド☆トナカイ様
にわか者様
コメントありがとうございます。
そうなんです。かつては「仮の姿」と考えるとなおさら愛着湧いてきますよね。1982年頃には道内時刻表をわざわざ現地の交通公社(当時)から通販で買いましたから。もちろん「仮」の確認のために。私は当時名寄本線の四号線が非常に気になる存在でしたが・・・
そうなんです。かつては「仮の姿」と考えるとなおさら愛着湧いてきますよね。1982年頃には道内時刻表をわざわざ現地の交通公社(当時)から通販で買いましたから。もちろん「仮」の確認のために。私は当時名寄本線の四号線が非常に気になる存在でしたが・・・
ダイヤモンド☆トナカイ様
四号線ですか!
実は行きましたよ。
後に何かのコンテストの写真で見たのですが・・・
すばらしいの一言!
ユングでナウい平成テツの方々には、なかなかご理解いただけない雰囲気かもしれないですが・・・
ところで、私はろくな写真を残せずに終わりました・・・
絶好の被写体だったのに・・・もったいないことをしました・・・
実は行きましたよ。
後に何かのコンテストの写真で見たのですが・・・
すばらしいの一言!
ユングでナウい平成テツの方々には、なかなかご理解いただけない雰囲気かもしれないですが・・・
ところで、私はろくな写真を残せずに終わりました・・・
絶好の被写体だったのに・・・もったいないことをしました・・・
にわか者様
コメントありがとうございます。
四号線はマジで行ってみたかったです。ただ、計画段階では1日2往復の列車設定だったので乗り潰し泣かせでした。
四号線は「しごうせん」と読むのですが、当時のコロタン文庫「国鉄駅名全百科」では「よんごうせん」と記されていた記憶です。西寒川のかつての名前の四之宮(実際には西寒川より更に先にあった貨物駅ですが)を「よんのみや」とふり仮名ふってました。実際は「しのみや」なんですけど。
子供ながらに不思議な感覚に陥ってしまった記憶です。
四号線はマジで行ってみたかったです。ただ、計画段階では1日2往復の列車設定だったので乗り潰し泣かせでした。
四号線は「しごうせん」と読むのですが、当時のコロタン文庫「国鉄駅名全百科」では「よんごうせん」と記されていた記憶です。西寒川のかつての名前の四之宮(実際には西寒川より更に先にあった貨物駅ですが)を「よんのみや」とふり仮名ふってました。実際は「しのみや」なんですけど。
子供ながらに不思議な感覚に陥ってしまった記憶です。
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これぞ仮乗降所の姿!!!
雑誌等で見て、憧れた北海道の鉄道風景!!!!
すばらしい!!!
いや、ヤングでナウい平成テツにとっては、これは全国版の時刻表にも掲載されているただの駅なんですよね・・・