「本線」という名の元に⑮ 信砂
2017-11-25

廃止区間の撤去作業がどんどん進む中、私は本当の最期の勇姿を確認できたのかも知れないが、今回紹介する信砂も、恐らくこのジャーナルがアップされる頃には既に面影すら無いかも知れない。実際に、訪問時は作業員こそいなかったものの、重機が数台と立ち入り禁止の柵など、ものものしい雰囲気であった。
そして何より駅のすぐそばにある踏切が撤去され、完全に道路化されていた。これぞ受け止めなければならない現実・・・廃止されたという事をあらためて思い知らされた感じであった。列車の来ないホームは駅名標もなく、何駅なのか判別不可能。後はホームを撤去するのみとなっていた。


既に駅としての機能は失い、単なる「建造物」となってしまった。その建造物も役目を終えて、撤去も時間の問題であった訪問当時。

駅であるのにもう入れない。私の訪問時には作業員はいなかったが、既に作業が順次進んでいると思われる風景であった。



かつて踏切だった部分は既にもう踏切ではなくなってしまった。このような作業が沿線のあちらこちらで行われているかと思うと、なぜかジレンマを感じてしまう。

かつて仮乗降場だった駅の特徴として「踏切のそば」というのがある。もちろん全ての仮乗降場がそういう理屈というわけではないが、ここ信砂はその理屈に充分に応えてくれていた。

こちらは2009年訪問の現役時代の信砂。私が所有する唯一の現役時代の写真であるが、何気なく撮影した一枚がこうして貴重なものになってしまうとは、何とも言えぬ複雑な心境。

歴史の1ページになってしまうのが勿体無い。2017年6月のこの姿が最期の勇姿であろうと思われる。このジャーナルがアップされる頃には既に全撤去となってしまっているのであろうか・・・

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コメント
ダイヤモンド☆トナカイ様
にわか者様
コメントありがとうございます。
そう、どんどん消えていきますよ。覚えている人が少なくなっていくのは悲しいですが、更に日本の人口も少なくなっていきますよね。特に少子高齢化が進みますます利用者が減少するとの予測から現在の結果ですね。
そう、どんどん消えていきますよ。覚えている人が少なくなっていくのは悲しいですが、更に日本の人口も少なくなっていきますよね。特に少子高齢化が進みますます利用者が減少するとの予測から現在の結果ですね。
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あと20年もすれば、覚えてる人も少なくなりますかね・・・
いや、10年ぐらいで、忘れさられますかね・・・