「本線」という名の元に⑰ 朱文別
2017-12-05

現在の朱門別「駅」の姿である。とは言え、この場所からかつての「駅」を探すのに、素人では難しかった。正直、時間の関係から「パス」しようか悩んだが、冷静になり、再度ど根性で探した結果駅を見つける事に成功した。
全くわからなかった・・・カーナビでの案内は、ある意味バーチャル的な感覚で車ではたどり着けないような架空の道を伝わないと朱文別に訪問できない様であった。と言うか、私のカーナビの性能のせいなのであろうか、全くそれらしき気配がない。諦めて次の駅に行こうと思ったが、やはりせっかく来たのだからと再度チャレンジした。カーナビに頼らずに「野生の勘」で散策した。まずは併走する代行バスのバス停があったのでその近辺を洗い出す。そして更に車を降りて徒歩で確認する。するとようやくそれらしき気配を感じたので再び車に乗り気になる方へ車を走らせるとようやく朱文別のホームが顔を出した。私は至近距離まで車を移動させホームに向かう。だがそこに待ち受けていたのは、思いもよらぬ現実の現状であった。

こちらは反対車線の「駅」である。フェンス的な場所の向こうはすぐ海岸になるので、ある意味冬対策的な要素が強いと思われる。
まず、ホームは残っているものの、ホームへのスロープが撤去されホームに行かれない。そして駅名標も既に取り払われ車両1両分のホームがちぎれた状態で残っていた。幸いレールがまだ撤去されていなかったのでそれらしき雰囲気を保っていたが、それでも時間の問題と改めて感じた。恐らく、このジャーナルのアップ時には既に完全撤去されているであろうが、私の訪問時にまだホームが残り私を待っていてくれていただけでも訪問した甲斐があったというものだ。
確かに国鉄時代は「仮」であったが、JRの間だけでも全国版の時刻表に顔を出すようになり若干ながら日の目を見る事ができてよかったのではないか。しかし、国道から逸れて生活道路的なアプローチは、私のような部外者は全く素人チックでたどり着けない。地元の利用者しかわからない隠れ家的な駅・・・そんな印象の朱文別であった。


ようやくたどり着いた朱門別。地元の方でないと超わかりにくい場所で、私のようなど素人ではとてもすぐに見つけ出す事はできなかった。





ご覧のように、私の訪問時には既にホームへのスロープが取り外されていた。そう、この時点でプラットホームすらなくなってしまうのも時間の問題だったのだ。

かなり迷ったが、冷静になったらご覧のような幅員のある道路がすぐそばにあった。だが、かつて踏切であったろう場所は完全に踏切ではなくなっていた。

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コメント
ご無沙汰しております
LM樣
コメントありがとうございます。
留萌本線の末端区間は想像以上に作業が進んでおり、皮肉にもこのジャーナルがアップされる頃には面影すらない場所もあるかも知れません。
朱文別に関しては、私のカーナビがもう少し性能良ければかなり容易にたどり着けた事でしょう。ただ、既に踏切は撤去されており、すぐに現実の世界に引き戻されてしまいます。
後述する増毛は観光的な要素もあり若干リフォームして残されるみたいですが、やはり列車がやって来て、という思いが強いのは勿論ですね。
留萌本線の末端区間は想像以上に作業が進んでおり、皮肉にもこのジャーナルがアップされる頃には面影すらない場所もあるかも知れません。
朱文別に関しては、私のカーナビがもう少し性能良ければかなり容易にたどり着けた事でしょう。ただ、既に踏切は撤去されており、すぐに現実の世界に引き戻されてしまいます。
後述する増毛は観光的な要素もあり若干リフォームして残されるみたいですが、やはり列車がやって来て、という思いが強いのは勿論ですね。
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ご無沙汰しております。
この前廃止されたばかりのような気がしたのに、もう消えたりなくなったりした場所が多いものですね・・・。
廃線跡は、野生の感に頼らないと分からないことが多々ありますよね。もちろん、知識を得ていけばある程度参考にはなりますが。