新春ジャイアントシリーズ③ 日進を楽しむ
2018-01-15

名寄を出発した列車から見える風景は、かつて沢山の線路があったろう空間が収束していき単線の鉄路に変化した。そして最初に到着したのは日進である。次の駅が「指扇」ではないのが残念だが、隣の駅が大都会の名寄なのにここ日進はもう北海道の由緒正しい風景全開となる。「仮の姿」的な姿ではあるが、なかなか愛嬌ある待合室がいい味を醸し出している。基本、乗降客ゼロ。とはいうものの、恐らく朝晩は通学生が若干名いる事と思われる。とはいえ、自宅から駅までまた数キロの道のりを自転車などでアクセスすることであろう。


既に紹介した留萌本線の章において、北一已辺りが日本の水田の北限とお伝えしたが、変わって酪農業が主流となる・・・と記したいのだがあまり人の気配を感じない。というより何かの畑が多くなってくる。酪農が印象的になるのはもっと北に向かった先の旧・天北線辺りだ。宗谷本線はどちらかというとサロベツ原野や天塩川など、自然な景色が印象的な路線である。そのため、当然ながら輸送密度は低い。それと反比例してレールファンの人気が高い路線でもあるのが宗谷本線。






2017年訪問時の日進。メンテナンス状態は非常に良く、ホームもしっかりと木製の重みが伝わってくる。
そんな中にある日進であるが、かつての仮乗降場的な雰囲気をふんだんに醸し出す駅である。正直言って国鉄時代、私は全くのノーマークであったが、年齢を重ねたせいもあるのか、こうした駅を自然に普通に普段から興味を持つようになった。後に紹介する糠南や隣の北星に比べ割と地味な存在であるが、その地味さ加減がまたいい味になっている。と言うか、一般的に「糠南や北西に比べ地味」とは、自分で表現しておきながら何を基準にしているのか分からないが、レールファンなら若干ながら理解して頂けるであろうと思う。



ホームよりやや離れた位置にある待合室。特に冬季にはメチャ活躍する事であろう。大自然の猛威から人々を守ってくれる心強い存在だ。
さて、2014年訪問時はご覧のように雪化粧に覆われた華奢な待合室であったが、2017年訪問時は6月のため「産まれたままの姿」で再会した。2014年訪問時は単なる途中駅的に一瞬の停車に過ぎなかったが、2017年では車のため念願叶って日進をしっかりと堪能できた。それは、職場などで毎日顔を見るけど話した事はないが、あるタイミングで実際に初めて会話したりしたらその人の事をもっと知りたくなる・・・みたいな、そんな感覚であった。

2014年訪問時は11月であったが、ご覧のように既に初冬の風景になっていた。関東在住の私にとって11月の雪景色は常識の範囲外。関東ではご覧の積雪具合では既に交通網がパニックになるが、北海道では何ら変わりなく日常的風景であった。

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コメント
ダイヤモンド☆トナカイ様
コメントありがとうございます。
日進・・・いや、そう来ると思いましたよ。私の場合はどうしても隣が「指扇」の印象が強いので、どうしてもブログ本文のような表現になってしまいますが・・・
かつて川越線は非電化で、それこそキハ30などの車両が運転されていた印象が強いのですが、現在の姿はかつてを知る者からすれば考えられない飛躍ですね。
もちろん「赤池」も私は訪問していますが、正直言って「鉄道全線」を掲げて私鉄に手をつけるまでは都会の私鉄は不得手だったんですよね。今でも大阪の私鉄は普段から馴染みがないせいもあり、特に地下鉄は駅や路線を言われてもあまりピンとこないのが現状です。名古屋の地下鉄などは更にそういった現象になりますが、逆に昔買った「コロタン文庫」の書籍などで見ると懐かしい車両とか出てきて現在の姿が想像できない部分もありますね。
名鉄の廃線区間も含め、近い将来中京地区を再訪すること間違いない!(ちょっと古い引用ですが・・・)と感じます。
日進・・・いや、そう来ると思いましたよ。私の場合はどうしても隣が「指扇」の印象が強いので、どうしてもブログ本文のような表現になってしまいますが・・・
かつて川越線は非電化で、それこそキハ30などの車両が運転されていた印象が強いのですが、現在の姿はかつてを知る者からすれば考えられない飛躍ですね。
もちろん「赤池」も私は訪問していますが、正直言って「鉄道全線」を掲げて私鉄に手をつけるまでは都会の私鉄は不得手だったんですよね。今でも大阪の私鉄は普段から馴染みがないせいもあり、特に地下鉄は駅や路線を言われてもあまりピンとこないのが現状です。名古屋の地下鉄などは更にそういった現象になりますが、逆に昔買った「コロタン文庫」の書籍などで見ると懐かしい車両とか出てきて現在の姿が想像できない部分もありますね。
名鉄の廃線区間も含め、近い将来中京地区を再訪すること間違いない!(ちょっと古い引用ですが・・・)と感じます。
ダイヤモンド☆トナカイ様
なんと!私のコメを想定されていらっしゃたとは!!!!
ダイヤモンド☆トナカイさん恐るべし!
ところで、私は国鉄とJRそれぞれ完乗と言っていますが・・・私鉄はまったく乗っていないに等しいぐらいでして・・・
地元以外で乗ったのは、別府、加悦、片上、鹿児島、南部縦貫(これを対象に含めるかは迷いますが、明延とか)ぐらいですよ・・・
私鉄も数を減らしたとは言え、鉄道全線完全制覇は私には無理です(T_T)
さすがはダイヤモンド☆トナカイさんです!
ダイヤモンド☆トナカイさん恐るべし!
ところで、私は国鉄とJRそれぞれ完乗と言っていますが・・・私鉄はまったく乗っていないに等しいぐらいでして・・・
地元以外で乗ったのは、別府、加悦、片上、鹿児島、南部縦貫(これを対象に含めるかは迷いますが、明延とか)ぐらいですよ・・・
私鉄も数を減らしたとは言え、鉄道全線完全制覇は私には無理です(T_T)
さすがはダイヤモンド☆トナカイさんです!
にわか者様
コメントありがとうございます。
別府や南部縦貫を経験なさっているのは大変貴重ですね。特に明延は、もし健在なら私は今すぐにでも駆けつけたい気持ちです。かつての「旅と鉄道」に「一円電車」として紹介されているのが懐かしいですね。タイムマシン、マジで欲しいですね。今の我々が華の80年代に舞い戻り鉄道シーンを見たらどう感じるでしょうか。
別府や南部縦貫を経験なさっているのは大変貴重ですね。特に明延は、もし健在なら私は今すぐにでも駆けつけたい気持ちです。かつての「旅と鉄道」に「一円電車」として紹介されているのが懐かしいですね。タイムマシン、マジで欲しいですね。今の我々が華の80年代に舞い戻り鉄道シーンを見たらどう感じるでしょうか。
ダイヤモンド☆トナカイ様
タイムマシン!欲しいですね・・・
あの頃に戻れるならば、白糠線に乗りたいです。
あとは撮影中心になりそうです(汗)
当たり前のように走っていた旧客や旧型国電!
当時は乗るだけで精一杯だったので・・・
あの頃に戻れるならば、白糠線に乗りたいです。
あとは撮影中心になりそうです(汗)
当たり前のように走っていた旧客や旧型国電!
当時は乗るだけで精一杯だったので・・・
にわか者様
コメントありがとうございます。
我々の知る国鉄時代はやはり晩年の「いい旅チャレンジ20000km」が流行り、一般にも浸透しましたが、ただ、私も含め内容的に楽しんでるかどうかというと、また別口の問題になりますね。
勿論、例えば私が東北を旅したときは旧客の普通列車をあえて狙って計画を立てたりしましたが、それこそ乗り潰すのに精一杯でした。
逆に、乗り潰しがほぼ終了した今だからこそそういう事を気にせずに旅ができるという事はラッキーですね。ただ、我々がイメージしている国鉄カラーはそこに無いですか、だからこそドラえもんにお願いしたいですね。
我々の知る国鉄時代はやはり晩年の「いい旅チャレンジ20000km」が流行り、一般にも浸透しましたが、ただ、私も含め内容的に楽しんでるかどうかというと、また別口の問題になりますね。
勿論、例えば私が東北を旅したときは旧客の普通列車をあえて狙って計画を立てたりしましたが、それこそ乗り潰すのに精一杯でした。
逆に、乗り潰しがほぼ終了した今だからこそそういう事を気にせずに旅ができるという事はラッキーですね。ただ、我々がイメージしている国鉄カラーはそこに無いですか、だからこそドラえもんにお願いしたいですね。
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