新春ジャイアントシリーズ⑨ 紋穂内、ふたたび
2018-02-15

私の乗った名寄発稚内行き普通列車は、初冬の彩りを車窓に魅せながら更に北へ向かう。11月というと北海道は既に初冬どころかすっかり銀世界になってしまっている沿線各地であるが、東京方面とは違い列車は定刻通りレールを刻んでいる。

2014年訪問時の紋穂内はご覧の通り銀世界。まだ11月だというのにかなりの積雪である。というより、北海道では当たり前の風景かも知れないが、やはり関東人の私には分かっていてもサプライズ!
東京方面はほんの少し雪が積もっただけで列車のダイヤが乱れたり高速道路がマヒしたりと、何かと雪事情になれていないせいか対応が鈍い。その点、北海道などの雪国は、その雪景色さえ日常なのだから交通的にも何も動じずにいつもの風景通り時間が進行していく。それこそ初冬の雪など全く雪のうちに入らないのかも知れない。

上記のショットと同じ角度からの2017年。ハッキリ言って秘境駅であるが、そんなカテゴリーではくくれない素敵な魅力を兼ね備えている。
そんな北海道は宗谷本線の列車に揺られているうちに紋穂内に到着した。もちろん乗降客はゼロ。「もちろん」という表現は、実はあまりよろしくないかも知れないが、やはり朝晩に集中して利用者の発生する公共交通手段ゆえに、特に地方は顕著に現れる。


ホームなんてご覧の通り。かつては2面2線であったが、正直言ってあまりその面影を感じられない。強いて言えば、左側の不自然な雑草部分がそれらしい風景であるが・・・
そして2017年夏にレンタカーで訪問した時は・・・かなり驚愕した!駅は主要道路から外れ、更に駅に続く一本道の最終地点にその駅はあった。つまりその道は紋穂内駅のためにあるという事だ。末端に行くにつれだんだんヒトケが無くなってくる・・・普通の常識なら駅に向かいにつれ賑やかになっていくものだが、ここではそんな常識が通用しない。というより、かつては盛栄してたのであろう。時代は変われど、利用者にすれば例え1日数本しかやってこない列車でも貴重な「足」として決まった時間にやって来る。ちゃんと自身の任務を無言で果たす。だから鉄道は素晴らしい!だからレールが好きなんだ!と思わず叫んでしまいそうな宗谷本線の旅はまだまだ続く・・・



そろそろ駅舎もリニューアル時期であろう。そして私が紋穂内で一番気になっているのはこの道の存在。主要道路から外れ、ひたすらこの駅のために伸びている道だ。いいね!

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コメント
ダイヤモンド☆トナカイ様
にわか者様
コメントありがとうございます。
羽衣支線へ行かれたのですか。私の場合は確か103系だった記憶です。
というか、いままで103系が残っていた事が奇跡でしょう。我々レールファンにとっては寂しい事ですが、一般的にはどういう印象なのでしょうか。
はごろもといえば、私は清水港線を思い出してしまいます。特に清水埠頭付近でしたか、はごろもの工場がかなり接近したイメージで、他の工場もかなり清水港線に接近してきて、いわば「工場の壁」的な感じな部分を走っていた感じでした。
って、こちらも私事てなって仕舞いました。
羽衣支線へ行かれたのですか。私の場合は確か103系だった記憶です。
というか、いままで103系が残っていた事が奇跡でしょう。我々レールファンにとっては寂しい事ですが、一般的にはどういう印象なのでしょうか。
はごろもといえば、私は清水港線を思い出してしまいます。特に清水埠頭付近でしたか、はごろもの工場がかなり接近したイメージで、他の工場もかなり清水港線に接近してきて、いわば「工場の壁」的な感じな部分を走っていた感じでした。
って、こちらも私事てなって仕舞いました。
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私事で恐縮ですが、羽衣支線(今は羽衣線と言うみたいですね)へ行ってきました。
目的は、今度の改正で103系が羽衣線から勇退するとのことで、撮影に行って来た次第です。
ダイヤモンド☆トナカイさんがテツに復帰された時は、羽衣は123系でしたか?
すでに103系だったのでしょうか???