FC2ブログ

鉄道全線完全制覇の旅

昭和から平成へ・・・全線制覇の旅紀行!

世界最強タッグリーグ戦・関西電力黒部見学ルート・アゲイン④

トンネル内がオレンジっぽい照明になり更に車内の温度が上昇してきた。高熱断層の箇所は分かりやすく照明の色を変えているみたいだ。すると関係者が「今、高熱隧道を通過してます」との説明がある。更に事前に「本日はトンネル内の温度を下げる冷却水が流れている坑道二本の内一本が点検のため停止してます。そのため高熱隧道通過時は恐らく40℃くらいまで上昇するでしょう。」との報告を受けていたが、実際には体感温度で30~32℃くらいであったと思う。通り過ぎてしまえば一瞬だったが、ここを工事するのに物凄い壮絶なドラマがあったのだなと改めて感じた。

DSCF4553.jpg
DSCF4554.jpg
そしていよいよ上部軌条へ。ご覧の通りホームは無い。そしてトンネル内では安全ネットが貼り巡らされているが、ゴツゴツした岩がむき出しになっているのがお分かりであろう。あくまで関係者専用の鉄道であって一般に対し開放しているものではない。

高熱隧道を過ぎると蒸し暑かった車内も通常に戻り、暫くすると一気に視界が開けた。そして高熱隧道との温度差で窓ガラスが一気に曇った。手動式ワイパーの意味がここでわかった。関係者の説明で一旦休憩との説明で皆さん車両の外へ向かったが、私はガラスの曇りを取るのに忙しい。ワイパーで曇りを取った窓から「仙人谷」という駅名標が見えた。欅平を除けば見学ルート唯一の「地上駅」に到着していた。駅といっても駅舎や駅前ロータリーなどがあるわけでなく、山と山を繋ぐ、いわゆる谷にシェルターで覆われた橋脚が懸けられ、その橋脚の中に駅がある。そのためもちろん一般の利用はできない。だが、一応時刻表が貼ってあるのは関係者がりようするためであろう。

DSCF4561.jpg
DSCF4562.jpg
これが上部軌条の車両だ!ご覧の通り、昔の軽便鉄道っぽい車両達であるが、意外にもパワーありそうな感じかも。ここで4~5名のグループに分かれて高熱隧道に向かう。

シェルター内部からは景色が見れるよう窓があるが、外は物凄い大自然。ダムの放水シーンが見られるが、それ以外の文明的何かが見当たらず、大自然というよりむしろジャングルに近い。先代は、よくぞこの様な地にレールを敷き、そしてダムや発電所を造ったなと驚いてしまう。地質調査など最初に足を踏み入れた方々はさぞかし勇気が要る事であったろう。いや、決死の覚悟で山に入ったはずだ。そんな場所に私は今トロッコに乗り簡単にやって来たかと思うと非常に申し訳ない気持ちになってしまう。だが現在、こうして工事が完成し沢山の観光客と沢山の電力を産み出す黒部の山々は、工事に携わった人達や関係者の誇りであろう。

DSCF4564_2018120717003541b.jpg
DSCF4565.jpg
高熱隧道を通過する際に関係者の説明が更に熱くなった。トンネル内は少々オレンジっぽくなり一気に温度が上昇。

物凄い大自然に戦いを挑んだ先人達の苦労を無駄にしてはならないとつくづく思うが、その苦労は現在でも語り継がれこうして今も引き継がれている。もちろん、水力発電よりももっと効率が良く経費もかからない発電方法はたくさんあるであろう。ただ、それよりももっともっと私たちが忘れかけていた何かを思い出させてくれるような事がこの黒部という地にたくさん凝縮されている気がした。


FC2 Blog Ranking


にほんブログ村

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道乗車記録へ
にほんブログ村


スポンサーサイト



コメント

ダイヤモンド☆トナカイ様

この車両いいですね!
これぞ軽便!
1円電車もこんな感じでした。あれはあまりの汚さに、余計迫力があったんですがね。

にわか者様

コメントありがとうございます。

そう、一円電車!そんなイメージですね。私は今一円電車が健在なら仕事を放ったらかしてでも乗りに行きたいです。なかなか個性的な車両達がいましたからね。
当時の「旅と鉄道」で一円電車が紹介された記事では運転手が部品に油を差すシーンが掲載されてましたが、今になり心をくすぐられます。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://4190koawazay.blog.fc2.com/tb.php/838-d1c6c340

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

ダイヤモンド☆トナカイ

Author:ダイヤモンド☆トナカイ
所在地:神奈川県湘南地区

〇2013年6月11日、北陸新幹線長野駅にてJR全線制覇いたしました(当時)。
国内の鉄道は、沖縄の「ゆいレール」を残し全線制覇しました。(とは言うものの、2015年3月の北陸新幹線延伸によりJR全線制覇は「ベルト返上」しました)

★ ブログ記事の「リメイク版」は、以前にホームページで紹介した旅日記をブログでリメイクしたものです。


◎ブログの登場人物

★ ダイナミック☆トナカイ
・・・中学時代の後輩で、2013年に約30年振りに再会を果たした。数多くの写真を提供していただいた「盟友」でもある。

★ おさる・・・かつて私がバンド活動をしていた時のメンバーで、鉄道復活のきっかけを作ってくれた人物。彼とは「秘境駅」を数回訪問した「親友」でもある。

最新コメント

最新記事

カテゴリ

新年のご挨拶 (8)
管理人のひとりごと (44)
きっぷコレクション (5)
フォトギャラリー (11)
サボ (2)
駅訪問 (43)
新十津川駅 (1)
北海道・廃駅 (4)
北海道・信号場 (4)
かけめぐる青春 (10)
奥津軽 (2)
東成田 (1)
九州駅巡り(廃止駅) (9)
九州駅巡り(現役駅) (3)
第三セクター転換前国鉄時代 (5)
松浦線 (2)
阿仁合線 (3)
機関車 (5)
SL (3)
快速列車・普通列車 (11)
夜行普通列車 (9)
急行列車 (11)
新幹線 (6)
寝台特急 (16)
583系 (2)
JR特急 (15)
JR九州・特急列車 (3)
ドリームにちりん (2)
ゆふいんの森 (2)
JR北海道・特急 (4)
JR四国アンパンマン特急 (1)
相模線 (25)
西寒川駅 (7)
廃止路線 (62)
留萌本線(留萌~増毛) (8)
士幌線 (5)
ふるさと銀河線 (3)
深名線 (1)
幌内線 (0)
広尾線 (1)
万字線 (1)
天北線 (4)
黒石線 (0)
佐賀線 (1)
大社線 (1)
大畑線 (1)
清水港線 (5)
鹿児島交通 (1)
高砂線 (1)
倉吉線 (1)
矢部線 (1)
ドリーム交通 (1)
赤谷線 (1)
日中線 (1)
白糠線 (7)
十和田観光 (1)
小松島線 (1)
三木線 (1)
鍛冶屋線 (1)
岩泉線 (5)
東武鉄道・熊谷線 (1)
同和鉱業 (3)
下津井電鉄 (3)
一円電車 (1)
フリー切符 (151)
1982年・春<青春18> (5)
1982年・夏<青春18> (6)
1983年・春<青春18> (15)
1984年・夏<青春18> (6)
1983年・夏<東北ワイド周遊券> (36)
1983年・北海道 (5)
2008年・北海道 (7)
2009年・北海道 (10)
スルッとKANSAI① (10)
スルッとKANSAI② (10)
九州制覇①2008年 (9)
九州制覇②2010年 (9)
九州制覇③2011年 (13)
2013年北陸 (10)
JR北海道 (93)
宗谷本線 (33)
根室本線 (1)
石勝線 (11)
石北本線 (5)
江差線 (1)
釧網本線 (1)
日高本線 (18)
留萌本線 (15)
室蘭本線 (8)
JR東日本 (32)
男鹿線 (2)
湘南新宿ライン (5)
仙山線 (3)
北上線 (3)
磐越東線 (2)
信越本線 (1)
鶴見線 (11)
五能線 (2)
水郡線 (1)
JR東海 (14)
御殿場線 (2)
飯田線 (5)
関西本線 (1)
高山本線 (6)
JR西日本 (92)
姫新線 (1)
呉線 (1)
木次線 (8)
伯備線 (3)
芸備線 (18)
三江線 (35)
美祢線 (2)
山陰本線 (7)
因美線 (3)
可部線 (7)
JR四国 (12)
予讃線 (5)
JR九州 (22)
唐津線・筑肥線 (6)
指宿枕崎線 (2)
日田彦山線 (8)
肥薩線 (3)
日南線 (3)
私鉄東日本 (62)
弘南鉄道 (1)
相模鉄道 (5)
江ノ電 (7)
津軽鉄道 (1)
湘南モノレール (1)
野岩鉄道 (8)
三陸縦断 (7)
長野電鉄 (1)
箱根登山鉄道 (12)
ひたちなか海浜鉄道 (5)
小湊鉄道 (4)
鹿島臨海鉄道 (6)
いすみ鉄道 (4)
私鉄西日本 (92)
大井川鉄道 (6)
長良川鉄道 (1)
岳南電車 (11)
紀州鉄道 (1)
えちぜん鉄道 (0)
三岐鉄道 (1)
島原鉄道 (1)
福井鉄道 (2)
阿佐線 (3)
東海交通事業 (1)
スカイレール (1)
広島電鉄 (1)
天竜浜名湖鉄道 (2)
門司港レトロ観光 (1)
平成筑豊鉄道 (1)
名鉄 (7)
北陸鉄道 (2)
万葉線 (2)
富山地方鉄道 (6)
関西電力黒部見学ルート (10)
近鉄 (5)
富山ライトレール (4)
伊豆急行 (17)
黒部峡谷鉄道 (4)
能勢電鉄 (1)
静岡鉄道 (1)

カウンター

月別アーカイブ

最新トラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Template by たけやん