2013年、北陸大人旅⑤
2019-08-20
福井鉄道で田原町に着いた私は更に驚かされる事になる。なんと昔ながらの木造的駅舎に己を包んだ駅風景は、さらにデルタ状になったホームに挟まれ不思議な色彩を醸し出していた。更にホーム横の柵の向こうには自転車が無数に置かれており、実質「パーク&ライド」を提唱しているかのような景色であった。


田原町で越前鉄道に乗り換える。デルタ地帯にある駅として私は吸い込まれてしまったが、非常に趣ある面構えであった。現在は福井鉄道がえちぜん鉄道に乗り入れているが、もっと前からそういう風景って会っても良かったんじゃねぇ?って思えません?
田原町よりえちぜん鉄道に乗り換えるのだが、ハッキリ言って聞き慣れない名称であった。えちぜん鉄道?つまり、かつての京福電気鉄道であったのだ。京福電気鉄道といえば私のイメージでは京福大野と東古市から別れる永平寺線が物凄く印象的であったが、現在は永平寺に向かう枝線はない。だが、色々な苦難を乗り越え、えちぜん鉄道として再出発出来たことは大きいではないか。そんな思いを抱きながらデルタ地帯の向かいのホームに向かった。

「西福井」は実に近代的な駅に映った!付近に大学がある事を示唆する駅名になっていたが、意外にも京福らしくない雰囲気を醸し出していたと思うのは私だけであろうか?
一番楽しみにしていたのは「アテンダント」と呼ばれる車掌的女性従業員が乗務している事だ。つまり乗客の世話役的な事をしているのだが、中にはレールファンからくるマニアックな質問などもしっかり答えられるよう、アテンダント同士で情報を共有している。
そんなアテンダントの苦労や逸話が書籍になって出版されている。
イメージチェンジに必至に頑張っているえちぜん鉄道に期待を膨らませながら乗車したが・・・

私の地元には古くから馴染みのある相模線があるが、何となくどこかで見たような駅名が・・・
結論からいうと、アテンダントは乗車していなかった。どうやらアテンダントが乗車する列車は限定されているのかも知れない。
ガッカリした私は「顔で笑って心で泣いて」ではないが、これから行く三国港への足取りは重かった。
途中「あわら湯のまち」では、つまりJRでいう「芦原温泉」ということになる。ということは並走している事になるが、正直言って私はこの事実をこの日まで知らなかった。たが、それよりも駅前が完全に温泉街的に「草津化」していたのでこの地に宿泊を決めればまたひと味違った旅ができたであろう。だが、私はまだ計画を詰め込む美学がまだ抜けきれていないようであった。


三国港はかつて国鉄の駅であった。駅に降り立つと、何となくオーラとでも言おうか、歴史的何かが伝わってくる雰囲気を醸し出す。それはホームの先にあるアーチをご覧いただければ一目瞭然であろう。
そして初めて見る三国港。京福とはこんなカラーを醸し出す鉄道だったのかと改めて知らされた。恐らくかつては港よりの運搬物により栄えた事であろう広い構内であったと思われる空間に別の建物があった。そして駅舎こそリニューアルされているが、私にはその歴史による重みを感じずにはいられなかった。そう、ここはかつて国鉄三国港駅であったからだ。経営母体こそ変わりその変遷は複雑であるが、現在でもその重厚さが伝わって来るのは、三国港駅が放つオーラとでも言おうか、何か格別な匂いを醸し出していた。
鉄道全線制覇を目指して全国を駆け巡っているわけであるが、確かに計画を詰め込む美学は以前と変わらないかも知れない。だが、ただ路線を制覇するだけでなく、こうした歴史の重みをオーラで感じ取れる様になった事は、僅かながらではあるが、私も年齢を重ね進歩したのかなと若干感じた場面でもあった。

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田原町で越前鉄道に乗り換える。デルタ地帯にある駅として私は吸い込まれてしまったが、非常に趣ある面構えであった。現在は福井鉄道がえちぜん鉄道に乗り入れているが、もっと前からそういう風景って会っても良かったんじゃねぇ?って思えません?
田原町よりえちぜん鉄道に乗り換えるのだが、ハッキリ言って聞き慣れない名称であった。えちぜん鉄道?つまり、かつての京福電気鉄道であったのだ。京福電気鉄道といえば私のイメージでは京福大野と東古市から別れる永平寺線が物凄く印象的であったが、現在は永平寺に向かう枝線はない。だが、色々な苦難を乗り越え、えちぜん鉄道として再出発出来たことは大きいではないか。そんな思いを抱きながらデルタ地帯の向かいのホームに向かった。

「西福井」は実に近代的な駅に映った!付近に大学がある事を示唆する駅名になっていたが、意外にも京福らしくない雰囲気を醸し出していたと思うのは私だけであろうか?
一番楽しみにしていたのは「アテンダント」と呼ばれる車掌的女性従業員が乗務している事だ。つまり乗客の世話役的な事をしているのだが、中にはレールファンからくるマニアックな質問などもしっかり答えられるよう、アテンダント同士で情報を共有している。
そんなアテンダントの苦労や逸話が書籍になって出版されている。
イメージチェンジに必至に頑張っているえちぜん鉄道に期待を膨らませながら乗車したが・・・

私の地元には古くから馴染みのある相模線があるが、何となくどこかで見たような駅名が・・・
結論からいうと、アテンダントは乗車していなかった。どうやらアテンダントが乗車する列車は限定されているのかも知れない。
ガッカリした私は「顔で笑って心で泣いて」ではないが、これから行く三国港への足取りは重かった。
途中「あわら湯のまち」では、つまりJRでいう「芦原温泉」ということになる。ということは並走している事になるが、正直言って私はこの事実をこの日まで知らなかった。たが、それよりも駅前が完全に温泉街的に「草津化」していたのでこの地に宿泊を決めればまたひと味違った旅ができたであろう。だが、私はまだ計画を詰め込む美学がまだ抜けきれていないようであった。


三国港はかつて国鉄の駅であった。駅に降り立つと、何となくオーラとでも言おうか、歴史的何かが伝わってくる雰囲気を醸し出す。それはホームの先にあるアーチをご覧いただければ一目瞭然であろう。
そして初めて見る三国港。京福とはこんなカラーを醸し出す鉄道だったのかと改めて知らされた。恐らくかつては港よりの運搬物により栄えた事であろう広い構内であったと思われる空間に別の建物があった。そして駅舎こそリニューアルされているが、私にはその歴史による重みを感じずにはいられなかった。そう、ここはかつて国鉄三国港駅であったからだ。経営母体こそ変わりその変遷は複雑であるが、現在でもその重厚さが伝わって来るのは、三国港駅が放つオーラとでも言おうか、何か格別な匂いを醸し出していた。
鉄道全線制覇を目指して全国を駆け巡っているわけであるが、確かに計画を詰め込む美学は以前と変わらないかも知れない。だが、ただ路線を制覇するだけでなく、こうした歴史の重みをオーラで感じ取れる様になった事は、僅かながらではあるが、私も年齢を重ね進歩したのかなと若干感じた場面でもあった。

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