2013年、北陸大人旅⑧
2019-09-05
北鉄浅野川線とはほとんど私には馴染みがない鉄道路線であったが、こうして全線乗り潰すからこそ出会う事ができるというのも何かの縁。かつて「あなたの知らない世界」という番組があったが、ここ金沢では全く怖い事無く知らない世界を体験できる事ができた。むしろ楽しく。しかも昔の「京王帝都」の車両で揺られる片道6300mは、短いながらも中身が凝縮された路線であった。

90年代に高架化されすっかり近代的となった金沢。七尾線発着ホームはホームの有効長を持て余すほど立派になり都会の駅に変身した印象であった。
再びJR金沢より七尾線に乗り穴水方面へ向かう。私の七尾線のイメージといえば、あの急行「能登路」が穴水で切り離され輪島行きと珠洲行きになる非電化路線であったが、今では和倉温泉まで電車特急が運転されるまでに成長。普通列車もかつて北陸本線で運転されていたあの交流電車が活躍している。ある意味、私にとって七尾線を電車で制覇するという事はカルチャーショック。事前にわかっていたとはいえ、何か別の路線に迷い込んだ印象であった。
七尾線の電化はJR化後の事であるが、調べてみたら1991年なのでもう30年近く前の事になる。この事ひとつとっても如何に私がレールブランクに晒されているかおわかりいただけるであろう。だが、逆に電化されて当然の材料が沿線にはたくさんある。
羽咋、七尾、そして和倉温泉は七尾線を代表する駅でもあり街でもある。

列車交換による待ち合わせ時間がやや多くあったので駅舎を出て撮影した羽咋。七尾線の中でも中心的存在で利用者も多いのは私がいうまでもない。かつて富山県氷見からここまでの延伸計画が囁かれていた時期もあったが、もし氷見線がライトレール化されたら、羽咋までの延伸も面白そうだ。
そして羽咋は鉄道敷設法によると、氷見からの延伸により羽咋まで到達する路線も計画されていた。そんな事を考えながら窓の外を見ると、氷見までの延伸計画による未成線の名残が・・・無い。本当に構想だけだったのであろう。だが、採算合う合わないは別として、もし繋がっていたら現在の富山県・石川県における鉄道シーンに夢がやや広がる気がする。
そして七尾であるが、私がレールファン復活前の2007年2月に寝台特急「北陸」に乗り北陸地方を旅した時の事であった。金沢からレンタカーで北陸地方を巡る旅であったが、久々に乗るブルートレインや特急列車など新鮮に感じ、レールファン復活の原動力にもなった旅でもあった

そして日本有数の温泉街の玄関口でもある和倉温泉。駅としては2面2線と華奢であるが、七尾線が電化され長距離客にとってはかなり利便性が向上した。
中でも深夜の長岡で「トワイライトエクスプレス」との待ち合わせ風景は、両者とも時刻表上では停車しない事になっているだけあって非常に興味深かったし興奮した。なんだろう・・・この胸騒ぎ。
その後「おさる」と愛称を持つ私の親友が秘境駅の話を私に持ちかけ二人で飯田線の秘境駅に向かう。それがはっきりとしたきっかけとなり現在に至る訳であるが・・・そんな旅以来の七尾であったので非常に懐かしく興奮した。しかも七尾は初めて列車で訪問したので何かと新鮮。前回のレンタカーとは違い、同じ景色ながら何かが違う興奮とざわめきを感じずにはいられなかった。前回の旅では和倉温泉に宿泊したが、今回は残念ながらのと鉄道を制覇して帰郷しなければならない。日本有数の温泉を目の前にしながら素通りするとは、一般的には考えられない旅の行程であろう。だが私はレールファン。そんな行程などレールファンの間では実に当り前の一般常識的概念である。なんて、気づいたら私はすっかり中学生時代のレールファンの頃に逆戻りしていたように思えた。

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90年代に高架化されすっかり近代的となった金沢。七尾線発着ホームはホームの有効長を持て余すほど立派になり都会の駅に変身した印象であった。
再びJR金沢より七尾線に乗り穴水方面へ向かう。私の七尾線のイメージといえば、あの急行「能登路」が穴水で切り離され輪島行きと珠洲行きになる非電化路線であったが、今では和倉温泉まで電車特急が運転されるまでに成長。普通列車もかつて北陸本線で運転されていたあの交流電車が活躍している。ある意味、私にとって七尾線を電車で制覇するという事はカルチャーショック。事前にわかっていたとはいえ、何か別の路線に迷い込んだ印象であった。
七尾線の電化はJR化後の事であるが、調べてみたら1991年なのでもう30年近く前の事になる。この事ひとつとっても如何に私がレールブランクに晒されているかおわかりいただけるであろう。だが、逆に電化されて当然の材料が沿線にはたくさんある。
羽咋、七尾、そして和倉温泉は七尾線を代表する駅でもあり街でもある。

列車交換による待ち合わせ時間がやや多くあったので駅舎を出て撮影した羽咋。七尾線の中でも中心的存在で利用者も多いのは私がいうまでもない。かつて富山県氷見からここまでの延伸計画が囁かれていた時期もあったが、もし氷見線がライトレール化されたら、羽咋までの延伸も面白そうだ。
そして羽咋は鉄道敷設法によると、氷見からの延伸により羽咋まで到達する路線も計画されていた。そんな事を考えながら窓の外を見ると、氷見までの延伸計画による未成線の名残が・・・無い。本当に構想だけだったのであろう。だが、採算合う合わないは別として、もし繋がっていたら現在の富山県・石川県における鉄道シーンに夢がやや広がる気がする。
そして七尾であるが、私がレールファン復活前の2007年2月に寝台特急「北陸」に乗り北陸地方を旅した時の事であった。金沢からレンタカーで北陸地方を巡る旅であったが、久々に乗るブルートレインや特急列車など新鮮に感じ、レールファン復活の原動力にもなった旅でもあった

そして日本有数の温泉街の玄関口でもある和倉温泉。駅としては2面2線と華奢であるが、七尾線が電化され長距離客にとってはかなり利便性が向上した。
中でも深夜の長岡で「トワイライトエクスプレス」との待ち合わせ風景は、両者とも時刻表上では停車しない事になっているだけあって非常に興味深かったし興奮した。なんだろう・・・この胸騒ぎ。
その後「おさる」と愛称を持つ私の親友が秘境駅の話を私に持ちかけ二人で飯田線の秘境駅に向かう。それがはっきりとしたきっかけとなり現在に至る訳であるが・・・そんな旅以来の七尾であったので非常に懐かしく興奮した。しかも七尾は初めて列車で訪問したので何かと新鮮。前回のレンタカーとは違い、同じ景色ながら何かが違う興奮とざわめきを感じずにはいられなかった。前回の旅では和倉温泉に宿泊したが、今回は残念ながらのと鉄道を制覇して帰郷しなければならない。日本有数の温泉を目の前にしながら素通りするとは、一般的には考えられない旅の行程であろう。だが私はレールファン。そんな行程などレールファンの間では実に当り前の一般常識的概念である。なんて、気づいたら私はすっかり中学生時代のレールファンの頃に逆戻りしていたように思えた。

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