いつか、その日が来る日まで・・・⑥ 浦河
2020-03-25

とにかく顕著な錆びれっ降りであった浦河。かつては急行「えりも」も停車し日高本線を代表する駅のひとつでもあった浦河であったが、JR化後の早い段階で交換設備等をほとんど撤去されてしまいかつての面影は薄くなってしまった。いや、正確には面影はあるがレールが剥がされ機能的にシンプルになってしまった。それは1990年頃に発行された書籍で私がこの事とを確認しているのであるからもう30年くらい前の話になる。だがホームや設備がリニューアルされたわけでも無く、単純にレールが剥がされ昔からのホームや設備を使用しているのであるから落胆の色が一気に迫ってくる思いである。そしてなんといっても浦河が日高本線の代表する駅のひとつでもあった証は「みどりの窓口」の存在であろう。日高本線では静内とここ浦河の2駅のみにあるみどりの窓口の存在が、この駅の重要性を無言で語りかけている。
ただ、駅を利用するには目の前の国道から一本山側の生活道路に入り到達しなければならない不便な構造である。ただ、かつての跨線橋を国道沿いまで延長し「自由通路」とし国道からも利用できるようにはなったが、何となく控えめな存在の浦河「駅」である事に変わりはない。




まずは跨線橋から。跨線橋を使用して他のホームへ行くという作業がないため、国道側に出入り口を作り「自由通路」となり第二の人生を送っている。

跨線橋の一部に色の違う場所がある。これは言わずと知れたかつての旧ホームへとつながっていた部分である。現在そのホームは撤去されてホーム自体が無い。



駅舎はご覧の通り「国鉄っぽい」建家となっている。だが、国道沿いではないのがかなり残念であるのだが、安全面を考慮すれば国道沿いでない方がいいのかも知れないと思ってしまう。

駅舎内は完全に無人となっていた。もちろん「みどりの窓口」も営業していなかった。



先述通り、かつての上りホームは完全に撤去され跡形も無い。現在使われなくなった広いスペースがかつての盛栄を物語る。というより既に駅全体が使用されなくなって久しいのだが・・・

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