いつか、その日が来る日まで・・・⑦ 絵笛
2020-03-30

海岸に沿いレールが敷かれる日高本線であるが、ここ絵笛はやや内陸に入る形をとる。とはいえそこに大きな集落的なものがあるわけでもなくやや秘境駅的なムードも漂うのがいい雰囲気を醸し出す。日高本線の中ではやや地味な印象かも知れないが、私的にはこの地味感がたまらない。傍から見れば典型的なローカル線の駅かも知れないが、やはり駅それぞれに違う顔を持っていて異なる特徴や違いが興味をそそる。絵笛はいわゆる貨車駅にはならず、コンクリート制の待合室がなんといっても特徴的だ。
仮乗降場出身ではないので板張りのホームではないが(という固定概念はないが、何となくイメージ的に)、誕生時から棒線型駅であり周囲は牧場的な風景で占められる。のんびりとした雰囲気は、時を忘れてしまいそうのくらいその場に書斎が欲しいくらいの佇まいであった。ただ、夜になるとひとりでその書斎にはいられないくらいの雰囲気を感じるであろうが・・・

「国鉄型」のアピールは「いい旅チャレンジ20000km」を知る者にとっては大変貴重な存在となりつつあるであろう。

絵笛へと続く道の途中ではこんな風景が見られる。我々がよく知る歌に「おお牧場はみどり」という歌があるが、まさにピッタリの風景であった。ちなみにこの曲はウィキによると「チェコスロバキア民謡」とあった!そうか、この曲って外国の歌だったのか、この歳になって初めて知った。更に現在チェコスロバキアは「チェコ」と「スロバキア」に分離独立しそれぞれの国になった。イメージ的には「川西池田」や「万座・鹿沢口」的な感じか。とはいえ、両者は独立国家ではないのだが・・・

そして絵笛に到着。生活道路から続く一本の道は徒歩・自転車でのみ通行可能であろうくらい細い道であった。だが、この風景ってどこかで見たような・・・あっ、そういえばいすみ鉄道にある某秘境駅に何となく似ているような・・・






ご覧の通り、秘境駅にでも認定されてしまいそうな風景であった。だがこの長閑な風景、素晴らしいよねっ!って感じだ。ある意味「醍醐味」的な感じがする。

そしてこちらが絵笛を代表する待合室!ただ、夜に利用するのは少々勇気がいるような・・・

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