瀬音ゆかしき杜の都
2020-12-20
通勤客に混ざりながらの東海道線は、早い時間から立ち席客も少なくない車内から見る風景が懐かしい。時代の変化により建物や町並みも変化していくが、私が最も印象深いのが東戸塚である。1980年に開業したのだが、まだ駅前は建物すら疎らで区画整備されてはいるものの、いわゆる駅前的な賑やかさとは全く遠い存在の景色であった。かつての新百合ケ丘とその雰囲気は類似するかも知れないが、現在の姿からは想像できない発展途上の東戸塚が小学生ながらに非常に興味をそそられた。東戸塚が出来る前には戸塚~保土ヶ谷間に確か「←戸塚 東戸塚 保土ヶ谷→」の看板が沿線にあり、それが横須賀線・総武線直通運転と併せて実現するということは実に画期的で、東海道線・横須賀線分離運転と併せて大船~東京間が劇的に変化する時代をともに生きてきた事の素晴らしさを今になって感じる・・・って、横須賀線の記事で別途コーナーができそうなので、この件は別の機会にするとして・・・

画像はウィキペディアより。現在は「大都会」となった東戸塚。昭和55年開業当時はまだまだ駅前は発展途上であったが、当時、車窓から眺める横浜銀行がポツリと目立つ駅前風景が実に印象的であった。
上野東京ラインがまだ確立されていない時代であるため、当然ながら東京で東海道線から山手線に乗り換え上野よりいよいよ東北本線に乗り「杜の都」を目指す。というより仙台まででは普通列車で行っても今日中には着く計算なのでそれほど急ぐ旅ではない。上野で小一時間の休憩を取り、立ち食いそばにて遅い朝食を摂る事にした。
始発が上野であるから、しかも下り列車であるから当然ながら座席に余裕があるであろうとの予測であったが、やはりそこは日本国の首都・東京である。いい感じの乗車率で座席の余裕もあまりないくらいの出発であるが、山手線や上り列車の事を考えると時間帯にしては贅沢な旅であろう。プラス尾久にある車両基地の風景も見れるのであるから尚更だ。

「平成」の旅案内をしているのになぜか「昭和」になってしまうのが私のいけないところか・・・私の子供の頃は東海道線でバリバリ活躍していた。のだが、まさか現在のように東京をスルーして「上野・東京ライン」的な運転系統が活躍するとは当時全く思わなかった。
ニューフェイスのさいたま新都心「駅」を初めて確認し大宮を過ぎる。上野から乗車している列車は「ラビット」であるが、宇都宮まで乗り換え無しで行けるのは嬉しい。というか、この「ラビット」、2020年現在、上野・東京ラインが確立された現在でもちゃんと上野発を厳守しているのは実に好ましい!もちろん東海度線横・須賀線等の直通の快速も運転されているが、上野発のみの快速に「ラビット」を名乗らせるJR東の伝統を守る姿勢は実に評価出来る・・・って、別に私は評論家でも何でもないのだが、現在は福島~仙台間に「仙台シティラビット」も加わりますます「ラビット」の勢力が拡大されている辺りに力強さを感じる。

画像はウィキペディアより。現在の上野・東京ラインで活躍する車両は、現在神奈川県から埼玉、群馬・栃木方面へ乗り換えなしで行けるのが凄い。とは言え、まさか小田原辺りから宇都宮とかまで毎日乗車される方はそう多くないと思われるが、それでもそういう方たちにしたら格段に利便性が向上した事であろう。
そんな「ラビット」に乗り久々の東北本線風景は見ていて飽きないが、特に私からすれば「ニューフェイス」の東鷲宮は貨物駅に併設する形で東北新幹線大宮暫定開業時に旅客駅を併設する形で開業した。上り線のみ高架化され特殊な構造に目を惹くが、ここがレールファンにはたまらない素材であろうと思うのは私だけであろうか?ただ、残念なのは国鉄時代末期頃には完全に貨物が衰退し全国的に貨物の設備が持て余し気味なった事であるが、例えば新宿などはその貨物の設備があったお陰で旅客ホームを増設できたし、主要都市駅の高架化の際もこうした貨物設備や側線のスペースを再利用する事でスムーズに駅やその都市の再開発に貢献できたのだから、良い意味で無駄にならずに現在に至る姿は素晴らしい事だ。
そんな思いが一気に掠めると「ラビット」の終点、宇都宮のホームが窓の外に近づいてきた。

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画像はウィキペディアより。現在は「大都会」となった東戸塚。昭和55年開業当時はまだまだ駅前は発展途上であったが、当時、車窓から眺める横浜銀行がポツリと目立つ駅前風景が実に印象的であった。
上野東京ラインがまだ確立されていない時代であるため、当然ながら東京で東海道線から山手線に乗り換え上野よりいよいよ東北本線に乗り「杜の都」を目指す。というより仙台まででは普通列車で行っても今日中には着く計算なのでそれほど急ぐ旅ではない。上野で小一時間の休憩を取り、立ち食いそばにて遅い朝食を摂る事にした。
始発が上野であるから、しかも下り列車であるから当然ながら座席に余裕があるであろうとの予測であったが、やはりそこは日本国の首都・東京である。いい感じの乗車率で座席の余裕もあまりないくらいの出発であるが、山手線や上り列車の事を考えると時間帯にしては贅沢な旅であろう。プラス尾久にある車両基地の風景も見れるのであるから尚更だ。

「平成」の旅案内をしているのになぜか「昭和」になってしまうのが私のいけないところか・・・私の子供の頃は東海道線でバリバリ活躍していた。のだが、まさか現在のように東京をスルーして「上野・東京ライン」的な運転系統が活躍するとは当時全く思わなかった。
ニューフェイスのさいたま新都心「駅」を初めて確認し大宮を過ぎる。上野から乗車している列車は「ラビット」であるが、宇都宮まで乗り換え無しで行けるのは嬉しい。というか、この「ラビット」、2020年現在、上野・東京ラインが確立された現在でもちゃんと上野発を厳守しているのは実に好ましい!もちろん東海度線横・須賀線等の直通の快速も運転されているが、上野発のみの快速に「ラビット」を名乗らせるJR東の伝統を守る姿勢は実に評価出来る・・・って、別に私は評論家でも何でもないのだが、現在は福島~仙台間に「仙台シティラビット」も加わりますます「ラビット」の勢力が拡大されている辺りに力強さを感じる。

画像はウィキペディアより。現在の上野・東京ラインで活躍する車両は、現在神奈川県から埼玉、群馬・栃木方面へ乗り換えなしで行けるのが凄い。とは言え、まさか小田原辺りから宇都宮とかまで毎日乗車される方はそう多くないと思われるが、それでもそういう方たちにしたら格段に利便性が向上した事であろう。
そんな「ラビット」に乗り久々の東北本線風景は見ていて飽きないが、特に私からすれば「ニューフェイス」の東鷲宮は貨物駅に併設する形で東北新幹線大宮暫定開業時に旅客駅を併設する形で開業した。上り線のみ高架化され特殊な構造に目を惹くが、ここがレールファンにはたまらない素材であろうと思うのは私だけであろうか?ただ、残念なのは国鉄時代末期頃には完全に貨物が衰退し全国的に貨物の設備が持て余し気味なった事であるが、例えば新宿などはその貨物の設備があったお陰で旅客ホームを増設できたし、主要都市駅の高架化の際もこうした貨物設備や側線のスペースを再利用する事でスムーズに駅やその都市の再開発に貢献できたのだから、良い意味で無駄にならずに現在に至る姿は素晴らしい事だ。
そんな思いが一気に掠めると「ラビット」の終点、宇都宮のホームが窓の外に近づいてきた。

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