広島。そこは素晴らしき鉄道ワンダーランドだった。⑦
2021-05-10
広電を制覇した翌日の朝、今度は瀬野に向かい「スカイレール」を制覇する。「スカイレール」については以前にもこのブログにて紹介しているが、何たってこれは凄い❗と思うことがある。鉄道という乗り物の最大の長所であり特徴は「大量輸送」であるのだが、このスカイレールに関してはこの定義は当てはまらないであろう事である。一見して「ゴンドラ」であるが、やはりこれも「鉄道」である。そしてこのスカイレールは勾配には強いらしく、山の斜面を宅地化したようなみどり坂ニュータウンには、特にみどり中央付近の住民の方々にはとても有効な交通手段であろう。いずれにしても法規上は「鉄道」というカテゴリーにくくられている以上は、例え終点に用事が無くても私は「制覇」の名の元に乗らなければならない。

これが噂のスカイレール。ほぼゴンドラ的なイメージであるが、一応法規上は「鉄道」である(もちろんゴンドラも鉄道の部類に入る)。
という事で、私はJR瀬野の改札を出た。するとどうだろう、我が地元、神奈川は江ノ島にある湘南モノレールにそっくりな軌道が早速山肌に貼りついている。しかもスティーブウィリアムスのバックドロップよりもかなりの急角度である。つまりこのニュータウンの交通手段はスカイレールが一番適しているだろう。。まさにスカイレールの特徴が十二分に発揮されたのではなかろうか。そんな思いで「天空の線路」を見上げた。

瀬野駅前にあるスカイレールサービスの乗り場「みどり口」。ご覧の通り、駅前から既に急角度のレールが山肌に張り付いている。更に先に進むと更にとんでもない急角度になる!
車両は「鉄道」であるが恐らく連結などの作業は不可能であろう一両編成の単行列車であるが、定員は37名とウィキに記されていた。座席は前4席、後4席の計8席で、肌感覚では15~16名も乗ればフルハウスであろう。一応「鉄道」らしくつり革もあるが、やはり着席してみどり中央へ向かいたい。
途中駅は「みどり中街」のみで、次は終点のみどり中央であるが、両方とも住宅地にあり、観光名物や大きな商業施設があるわけでもない。つまり完全なるニュータウンみどり坂の住民のための交通手段であり、私のような部外者が立ち入る事はほとんど無いに等しいであろう「聖地」となっている。ただ、みどり中街より瀬野側に住んでいらっしゃる方々はあえてスカイレールに乗らなくても徒歩で5~10分程度で瀬野に着いてしまうためスカイレールをどのタイミングで利用するかに大きな決断を強いられる事であろう。

振り返ると・・・スティーブウィリアムスのバックドロップ並みの急角度な景色が待ち受けていた!一気にこの高さまで登ってくる凄い鉄道なスカイレール!
さて、終点のみどり中央に着く頃にちょっと振り返ってみたが、とにかく景色が凄い角度だ!
まるで我が地元の湘南モノレールのようだった。だが、その比にならないくらいのバックドロップを喰らったような衝撃的な角度が私の後に展開されていた。
そして終点のみどり中央に着くと降車専用ホームより車両はまるでタイガーマスクのラウンディングボディプレスのように旋回し乗車専用ホームへと向かう。私は一旦改札に向かうが、降車専用ホームからの出口に改札は無かった。つまりフリー!切符の回収も無かった。そして駅前に降りたつと住宅街が一面に広がり、大きな商業施設や地元の名物を売りにするグルメ店等は無い。完全にみどり坂ニュータウンのために作られた、他に追随を許さない唯一無二の「短距離交通」なのである。

終点のみどり中央では降車専用ホームで乗客を降ろすとその先のご覧の場所でラウンディングして乗車ホームに到着する。
かつて私の地元・神奈川は横浜に「ドリームランド」という遊園施設があった。そこには東海道線の大船までを結ぶ、通称「ドリームランドモノレール」があった。私が生まれる前に休止になってしまったので私は乗車経験がないが、それでも列車の通らないモノレールの軌道や、ドリームランド駅付近にある車庫に停泊していたボロボロに錆びた車両が生々しく放置され、子供ながらに一度は乗車して見たい気持ちが常にあった。ドリームランド遊園地への利用者とともに、ドリームランド付近に団地的居住施設「ドリームハイツ」を建設し、モノレールでのアクセスを売りに入居アピールをしていた。残念ながらモノレールは設計ミスにより故障や軌道に亀裂が入るなどの問題を起こし「モノレール史上最大の失敗」と言われ休止に追い込まれた。その後30年以上放置されている間の姿を見ながら文字通り、ある意味復活の夢を見続けていたのだが、2004年に正式に廃止されるまでの間に復活する事はなかった。
みどり坂ニュータウンでは、遊園地こそないものの、スカイレールがしっかりとした設計の中住民の足となってしっかりと頑張っている。私の見る限りでは当時のドリームランドモノレールよりも軌道や橋脚が重厚な設計のイメージであった。もちろん規模も距離もドリームとは比較できないが、なぜかスカイレールの走る姿が頼もしく映った。もしかしたら一般的にこのスカイレールという鉄道はマニアックな話題かも知れない。しかしながらなぜか私の胸の奥には「制覇」のみでは語れない何かが胸に深く刻み込まれた気持ちがした。

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これが噂のスカイレール。ほぼゴンドラ的なイメージであるが、一応法規上は「鉄道」である(もちろんゴンドラも鉄道の部類に入る)。
という事で、私はJR瀬野の改札を出た。するとどうだろう、我が地元、神奈川は江ノ島にある湘南モノレールにそっくりな軌道が早速山肌に貼りついている。しかもスティーブウィリアムスのバックドロップよりもかなりの急角度である。つまりこのニュータウンの交通手段はスカイレールが一番適しているだろう。。まさにスカイレールの特徴が十二分に発揮されたのではなかろうか。そんな思いで「天空の線路」を見上げた。

瀬野駅前にあるスカイレールサービスの乗り場「みどり口」。ご覧の通り、駅前から既に急角度のレールが山肌に張り付いている。更に先に進むと更にとんでもない急角度になる!
車両は「鉄道」であるが恐らく連結などの作業は不可能であろう一両編成の単行列車であるが、定員は37名とウィキに記されていた。座席は前4席、後4席の計8席で、肌感覚では15~16名も乗ればフルハウスであろう。一応「鉄道」らしくつり革もあるが、やはり着席してみどり中央へ向かいたい。
途中駅は「みどり中街」のみで、次は終点のみどり中央であるが、両方とも住宅地にあり、観光名物や大きな商業施設があるわけでもない。つまり完全なるニュータウンみどり坂の住民のための交通手段であり、私のような部外者が立ち入る事はほとんど無いに等しいであろう「聖地」となっている。ただ、みどり中街より瀬野側に住んでいらっしゃる方々はあえてスカイレールに乗らなくても徒歩で5~10分程度で瀬野に着いてしまうためスカイレールをどのタイミングで利用するかに大きな決断を強いられる事であろう。

振り返ると・・・スティーブウィリアムスのバックドロップ並みの急角度な景色が待ち受けていた!一気にこの高さまで登ってくる凄い鉄道なスカイレール!
さて、終点のみどり中央に着く頃にちょっと振り返ってみたが、とにかく景色が凄い角度だ!
まるで我が地元の湘南モノレールのようだった。だが、その比にならないくらいのバックドロップを喰らったような衝撃的な角度が私の後に展開されていた。
そして終点のみどり中央に着くと降車専用ホームより車両はまるでタイガーマスクのラウンディングボディプレスのように旋回し乗車専用ホームへと向かう。私は一旦改札に向かうが、降車専用ホームからの出口に改札は無かった。つまりフリー!切符の回収も無かった。そして駅前に降りたつと住宅街が一面に広がり、大きな商業施設や地元の名物を売りにするグルメ店等は無い。完全にみどり坂ニュータウンのために作られた、他に追随を許さない唯一無二の「短距離交通」なのである。

終点のみどり中央では降車専用ホームで乗客を降ろすとその先のご覧の場所でラウンディングして乗車ホームに到着する。
かつて私の地元・神奈川は横浜に「ドリームランド」という遊園施設があった。そこには東海道線の大船までを結ぶ、通称「ドリームランドモノレール」があった。私が生まれる前に休止になってしまったので私は乗車経験がないが、それでも列車の通らないモノレールの軌道や、ドリームランド駅付近にある車庫に停泊していたボロボロに錆びた車両が生々しく放置され、子供ながらに一度は乗車して見たい気持ちが常にあった。ドリームランド遊園地への利用者とともに、ドリームランド付近に団地的居住施設「ドリームハイツ」を建設し、モノレールでのアクセスを売りに入居アピールをしていた。残念ながらモノレールは設計ミスにより故障や軌道に亀裂が入るなどの問題を起こし「モノレール史上最大の失敗」と言われ休止に追い込まれた。その後30年以上放置されている間の姿を見ながら文字通り、ある意味復活の夢を見続けていたのだが、2004年に正式に廃止されるまでの間に復活する事はなかった。
みどり坂ニュータウンでは、遊園地こそないものの、スカイレールがしっかりとした設計の中住民の足となってしっかりと頑張っている。私の見る限りでは当時のドリームランドモノレールよりも軌道や橋脚が重厚な設計のイメージであった。もちろん規模も距離もドリームとは比較できないが、なぜかスカイレールの走る姿が頼もしく映った。もしかしたら一般的にこのスカイレールという鉄道はマニアックな話題かも知れない。しかしながらなぜか私の胸の奥には「制覇」のみでは語れない何かが胸に深く刻み込まれた気持ちがした。

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